10/15(Tue)

今日の生放送

さかもと たかし

坂本 貴史

ネットイヤーグループ株式会社

2002年より、ネットイヤーグループ株式会社(http://www.netyear.net/)にて、IA/UXデザイナーとして活躍。 主に、企業におけるインタラクティブマーケティング支援(コンサルティング)や、Webサイト構築におけるクリエイティブディレクションを担当。 とくに、Web情報アーキテクチャを設計する専門職インフォメーションアーキテクト (IA) として活躍中で、 自身のブログ(http://www.bookslope.jp/blog/)でも情報発信し、執筆・寄稿やセミナーの講演なども行っている。 2010年には自治体サイトの標準化を推進する「OpenUMプロジェクト(http://www.asukoe.org/openum/)」の立ち上げにも参加し、著書に『IAシンキング (Web制作者・担当者のためのIA思考術)(http://www.wgn.co.jp/store/dat/3219/)』がある。

坂本 貴史

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担当のコース

いつもわたしは「客観的な視点を持つ」ということを心がけています。 ただしクオリティについては主観的な視点を強く持っています。 いま「UX」(ユーザーエクスペリエンス)という言葉をよく耳にするようになってきましたが、 お互い何のことを指して「UX」と言っているのかわからなくなってしまうことがあります。 客観的にとらえる話なのか、主観的な結果なのか、 そうしたモヤっとしたことをわかりやすくお話するのが今回の授業です。 わたしは顧客(大手企業など)に提案する機会があるので、顧客の会話の中からも最近では「UX」が出てきます。 ただよく聞いてみると、そのほとんどが「ユーザビリティ」のことを指していることに気づきます。 「UX」とはその「ユーザビリティ」を包含する大きな概念になるため、目的や目標を改めて確認するようにしています。 今回はそうした経験を生かした上で、UXのとらえ方をみなさんといっしょに考えたいと思います。  

今回の授業は、世の中にあるプロダクト(サイトやアプリ)を題材に、それらがどういう情報(UIやサイト構造など)で成り立っているのか、 またそれにはどういう利用者の使い方が想定されているのかといった、普段は気にしない目に見えない情報の設計像を、 改めて図解し指し示すことでそのプロダクトをより深く設計者の視点で理解する試みです。 具体的には、サイトやアプリを題材に、利用方法と画面構成とを図解します。 そのうえで、違う利用方法(もしこうだったら…)をこちらから提示しますので、その場合の画面構成がどのように変わるのかを、みなさんと一緒に考えていきます。 授業に参加していただくことで、設計者にとっては普段プロダクトを設計する際に考えていることを、工程から遡り見ていくことになるため、現在着手している設計や今後取り組む設計の作り方や考え方に役に立ち、また設計者以外の方にとってみると、普段なにげなく使っているプロダクトをより深く理解することができます。

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