演出を知ると、オペラは100倍楽しくなる

オペラといえば、劇場で上演されるのが普通ですが、今年も8月から開催される「あいちトリエンナーレ」では、世界中にあるトリエンナーレで唯一、2010年に開催された第1回目からオペラを上演しています。今年の演目はプッチーニ作曲の『蝶々夫人』。私は「演出」という立場から本作品に参加しています。

国際芸術祭における目玉の一つとしてオペラが上演されることは、そのカヴァーする分野を考えても望まれるところですが、実際にそれを実行していることがあいちトリエンナーレだけであることからも、その意義はとても大きいと思います。今回は芸術監督の五十嵐太郎さんのもと、建築学科出身である私が参加させて頂いていますが、私は普段から舞台空間とドラマ、そしてオペラの場合は音楽の結びつきをテーマに考えています。

オペラというと、巨大な空間に豪華な装置、衣裳、そして大柄な歌手に大げさな身振り…そんなイメージを浮かべる方も多いと思いますが、私は音楽の視覚化を、舞台空間、歌手の身体で目指したいと思っています。つまり、空間も歌手も、アクティブに動くことを求めます。今回あいちトリエンナーレ2013プロデュースオペラである『蝶々夫人』はプッチーニというイタリアの作曲家によって作曲された19世紀末の日本、長崎が舞台の作品です。今回の舞台装置の現時点でのアイデアや空間の使い方などをシミュレーションしながら、お話しします。

今回のschooの授業では、オペラの楽しみ方を音楽からではなく、演出をテーマとして、どういう所に注目して見るとオペラが一層楽しく見ることが出来るかと思い、お話しさせていただきます。

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