経験や勘だけに頼らない意思決定を、まずは統計学から学んでみましょう。
「ビッグデータ」そして「統計学」という言葉がいろいろな記事や書籍で目にするようになり、ビジネスにおける活用がより注目されています。 経験や勘だけではなく、 データも活用しながら意思決定に活かすこと が求められています。
皆さんの中で、Excelでグラフを描いたり、またAVERAGE関数で平均値を求めることができる方は多いと思います。 しかしこれらを正しく扱うこと、また正しく情報を読み取ることができなければ意味がありません。
そこでこの講座では、特に数値データに注目し、基本的な内容に絞って、まずは3回に分けて開講致します。 特に第1回・第2回は、データの特徴を表わすことについて、また第3回目は2つの数値項目のを探る方法について、わかりやすく説明します。 なお皆さんには、講座の時間にExcelで実習も行っていただけるようになっています。
■第3回 2つの数値項目の関連 ~ 相関■
集計やグラフ化から一歩抜け出すためには、2つの数値項目の関連を探ることも考えてみてはいかがでしょう。ザックリとイメージしやすい例では、「最高気温」と「ビールの売上本数」(これは飲食店の来店客数でも、娯楽施設の来場者数等でも良いのですが)などが挙げられるでしょうか。
2つの数値項目の関連を探る方法、そしてこの関連を利用した簡単な予測方法も紹介します。
講座では、相関関係を視覚的に確認するためグラフを描いたり、相関関係を数値で示す指標(相関係数)を求める方法、また簡単な予測の一方法を行うための操作について演習をします。