「統計学が最強の学問である」「もっともセクシーな職業は統計学者」
最近はビジネスの世界でも「統計学」がもてはやされています。
一過性のブームではない新たな潮流になりつつあります。
でも中には「難しすぎてわからないから、自分はいいや」と敬遠している方もいらっしゃるかもしれません。
またもしかしたら、「統計なんて、本当に役に立つのか?」と疑いを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私はこう断言できます。「統計は簡単。文系の人にとってもビジネス統計は理解できる。しかも、これからのビジネス・パーソンに不可欠と。
たしかに、統計学を体系的にきちんと学ぼうとすれば、相当小難しい数学が必要です。しかし実際にビジネスの現場で生かされている「統計」は、実は、簡単な算数とビジュアル・イメージ(要は、「グラフ」ですね。それも中学校レベルで充分です)で理解できるものが少なくないのです。
さらに、何より困ったことに、データがあふれるこれからの時代、「統計」を知らないと的確な判断ができなくなってしまいます。
そこで、この講義ではまず、「統計の読み方」を学びます。実は、世の中にあふれている様々な数字とそれを根拠とした「解説」は、実は、統計的には誤ったものも少なくありません。こういった統計数字に惑わされず、本質を見極めるためのコツをお伝えします。
それを踏まえて、ビジネスの現場で使われている統計手法を学びます。統計数字が実際のビジネス・シーンにどう活用されているのか。どのようにして企業の意思決定を支援しているのか。その要点を皆様と共に学んでいきたいと思います。
「これから統計を仕事に生かしていこうそう思っていただけるように。それがこの講義の目標です。