アプリケーション開発において広く普及する「MVC(Model-View-Controller)」という言葉があります。このMVCは「実装のパターン」のように用いられることが多いのですが、その実は考え方や物事の捉え方を表したものということをご存知でしょうか。
また、よくMVCと合わせて用いられる言葉に「フレームワーク」というものもあります。フレームワークとは考え方などの「枠組み」を表す言葉で、プログラミングの世界においてはアプリケーションの「土台」となるようなソフトウェアライブラリのことを差します。
昨今の開発現場では開発効率や品質向上などのためにフレームワークを用いた開発が一般的となっています。さらにはそのフレームワーク自体も多様化が進み、どのフレームワークをどのように用いればいいかに頭を悩ませている人も少なくありません。
この授業では、MVCとは何か、フレームワークをどのように使えばよいかといったエンジニアリングの「基礎」を解説します。