教養として知っておきたい万葉集〜恋歌から紐解く心の動き〜

教養として知っておきたい万葉集〜恋歌から紐解く心の動き〜

コース概要

奈良時代末期頃に編まれたとみられる日本に現存する最古の和歌集『万葉集』。
みなさんは読んだことがありますか?
おそらく、学生時代に「古典の授業で学んだ作品のひとつ」としてふれた方が多いと思います。

学生時代を経て社会人になると
・「教養」として古典文学を知っておいたほうが良いかも?
・日本の文化として和歌の知識を得ておきたい
といった方も増え、より古典文学に興味を持つようになると思います。
ただ、古典文学といえど様々な作品があるので、どれから手をつけていけば良いかわからなかったり、解釈が難しいと感じる方も多いでしょう。


そこで今回、2020年10月26日に発売された『万葉集』の恋歌をコミックにした『ことのは! #万葉恋日和』の監修で、東京大学文学部教授の鉄野 昌弘先生をお招きし、『万葉集』について色々と教えていただきます。


本授業では、
・『万葉集』について知ろう
・歌に想いをのせた人々
と2つのテーマを元に鉄野先生にお話いただきます。


『万葉集』の基本的な知識はもちろんのこと、『ことのは! #万葉恋日和』に収録された恋歌を鉄野先生に解説いただきながら
・当時の人々の想いの伝え方
・なぜ日常の言葉ではなく「和歌」として届ける手法だったのか
・想いを「和歌」に託す人々の心模様
などについて深ぼっていきます。


『万葉集』を“ただの”古典文学としてではなく、「和歌にのせた人々の想い」といった点から紐解き、一味違った学びの面白さを体験してみてください。

 

 

■講師

鉄野 昌弘 先生
東京大学文学部教授
1959年東京生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。帝塚山学院大学・東京女子大学を経て現職。
専門は上代日本文学、特に万葉集。柿本人麻呂・大伴家持ら万葉歌人の作品論、歌人論を中心にしています。
好きな歌は、「夕月夜心もしのに白露の置くこの庭にこおろぎ鳴くも」(湯原王)。好きなバンドははっぴいえんど。好きな歌手は大瀧詠一。好きなアイドルは森高千里。

★お知らせ★
人気文学YouTuber・スケザネさんのチャンネルに鉄野先生がゲストとして登場されています!
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■書籍

ことのは! #万葉恋日和』青沼 裕貴・著/鉄野 昌弘・監修(ぱる出版