さかつめしんご

坂爪真吾

一般社団法人ホワイトハンズ代表理事

1981年10月21日新潟市生まれ。東京大学文学部卒。2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。

坂爪真吾

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担当のコース

これからの時代、社会課題を知ることは「教養」の一つになります。   「多様性」を社会に実装するために求められるのは、社会にある課題や多様な価値観を理解する力。それらを理解するためには、社会が抱える課題の背景や構造、また捉え方について知ることが必要です。   「教養としての社会課題入門」シリーズは毎月開講(2020年9月〜2021年7月)。“なんとなく知っているけど理解はできていない” さまざまな社会課題についての「視点」や「捉え方」をアップデートしていきます。   ——授業ラインナップ——   【1】LGBT入門——性における認識をアップデートする(fair 松岡宗嗣) 【2】はじめての不倫学——「社会課題」として考える(ホワイトハンズ 坂爪真吾) 【3】ホームレス問題から「貧困」について考える(ビッグイシュー日本 佐野未来) 【4】「子どもの貧困・教育格差」に大人はどう向き合うべきか(チャンス・フォー・チルドレン 今井悠介) 【5】アメリカ大統領選を前に考える「黒人差別問題」の本質と行方/ニューヨーク現地レポート(HSWジャパン渡邊裕子) 【6】薬物、ギャンブル、アルコール……「依存症」という社会課題の捉え方(ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子) 【7】誰もが「生き直せる」社会に——2人に1人が再犯者となる刑務所出所者の更生支援(株式会社生き直し 千葉龍一) 【8】日本の中にある「難民問題」——日本で生きる難民たちの今を知る(弁護士 駒井知会) 【9】3.11被災者たちが見る「亡き人の夢」の意味——遺族たちの「夢」を思考する(関西学院大学社会学部 金菱清) 【10】“おっちゃん”たちに誇りを取り戻す——ホームレス問題に挑む社会起業家が見つけた「働く意味」(Homedoor 川口加奈)     ※上記授業は、2022年4月16日(土)24:00をもちまして公開を終了いたしました。 【11】学校リスクの「見える化」活動——長時間労働、部活動、理不尽校則などの教育問題を問い直す(名古屋大学大学院 内田良) 【12】なぜ「痴漢問題」はなくならないのか——女性ではなく男性の問題として考える(大船榎本クリニック 斉藤章佳) 【13】“違い”を楽しめるような社会に——マイノリティとして生きる当事者視点から考える(漫画家・タレント 星野ルネ)   ※各授業の概要は、以下の「授業リスト」からご覧いただけます。

担当の授業一覧 全1授業

はじめての不倫学——「社会課題」として考える(一般社団法人ホワイトハンズ 坂爪真吾)

第2回 はじめての不倫学——「社会課題」として考える(一般社団法人ホワイトハンズ 坂爪真吾)(60分)

2020年9月9日放送

数ヶ月に一度は社会的な話題になるものの、多くの人が実はなんとなくでしか知らない「不倫」。ある調査では、男女共に40%以上が「不倫/浮気の経験がある」と答えるなど、決して少なくない既婚者が直面している課題です。 世の中では不倫は「個人のモラルの問題」とされており、多くの人が苦しみを抱えています。また、ひとり親世帯の貧困率が5割を超え、7人に1人の割合で子どもが貧困状態に陥っている背景には不倫がもたらす家庭破綻などがあり、不倫は社会課題を生み出す側面も内包しています。 本授業では、不倫を「個人の問題」とする捉え方を脱し、「社会の問題」と捉え直すことによって、不倫に対する価値観をアップデートする視点を学びます。   ■講師 坂爪真吾 一般社団法人ホワイトハンズ代表理事 1981年10月21日新潟市生まれ。東京大学文学部卒。2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。     【「教養としての社会課題入門」シリーズ】 多くの人が“なんとなく”でしか知らない社会課題。さまざまな社会課題に対する新たな「視点」や「捉え方」について学ぶことで、みんなで社会課題について考える「場」となることを目指します。