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こまい ちえ

駒井 知会

弁護士(東京弁護士会所属)

東京大学教養学部教養学科第三(国際関係論)卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程卒(法学修士号取得)、オクスフォード大学・クイーンエリザベスハウス、難民研究プログラム、修士課程卒(強制移住学修士号取得)、London School of Economics and Political Sciences 法学修士課程卒(LLM取得)。2007年10月弁護士登録、2013年1月現在の職場である、マイルストーン総合法律事務所に入所。日本弁護士連合会 人権擁護委員会内 入管法プロジェクトチーム等所属、関東弁護士会連合会 外国人の人権救済委員会 2014年度委員長、東京弁護士会 外国人の権利に関する委員会 2016年度委員長。

駒井 知会

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担当のコース

これからの時代、社会課題を知ることは「教養」の一つになります。   「多様性」を社会に実装するために求められるのは、社会にある課題や多様な価値観を理解する力。それらを理解するためには、社会が抱える課題の背景や構造、また捉え方について知ることが必要です。   「教養としての社会課題入門」シリーズは毎月開講(2020年9月〜2021年7月)。“なんとなく知っているけど理解はできていない” さまざまな社会課題についての「視点」や「捉え方」をアップデートしていきます。   ——授業ラインナップ——   【1】LGBT入門——性における認識をアップデートする(fair 松岡宗嗣) 【2】はじめての不倫学——「社会課題」として考える(ホワイトハンズ 坂爪真吾) 【3】ホームレス問題から「貧困」について考える(ビッグイシュー日本 佐野未来) 【4】「子どもの貧困・教育格差」に大人はどう向き合うべきか(チャンス・フォー・チルドレン 今井悠介) 【5】アメリカ大統領選を前に考える「黒人差別問題」の本質と行方/ニューヨーク現地レポート(HSWジャパン渡邊裕子) 【6】薬物、ギャンブル、アルコール……「依存症」という社会課題の捉え方(ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子) 【7】誰もが「生き直せる」社会に——2人に1人が再犯者となる刑務所出所者の更生支援(株式会社生き直し 千葉龍一) 【8】日本の中にある「難民問題」——日本で生きる難民たちの今を知る(弁護士 駒井知会) 【9】3.11被災者たちが見る「亡き人の夢」の意味——遺族たちの「夢」を思考する(関西学院大学社会学部 金菱清) 【10】“おっちゃん”たちに誇りを取り戻す——ホームレス問題に挑む社会起業家が見つけた「働く意味」(Homedoor 川口加奈)     ※上記授業は、2022年4月16日(土)24:00をもちまして公開を終了いたしました。 【11】学校リスクの「見える化」活動——長時間労働、部活動、理不尽校則などの教育問題を問い直す(名古屋大学大学院 内田良) 【12】なぜ「痴漢問題」はなくならないのか——女性ではなく男性の問題として考える(大船榎本クリニック 斉藤章佳) 【13】“違い”を楽しめるような社会に——マイノリティとして生きる当事者視点から考える(漫画家・タレント 星野ルネ)   ※各授業の概要は、以下の「授業リスト」からご覧いただけます。

担当の授業一覧 全1授業

日本の中にある「難民問題」——日本で生きる難民たちの今を知る

第8回 日本の中にある「難民問題」——日本で生きる難民たちの今を知る(60分)

2021年2月3日放送

「難民」というと、シリアをはじめどこか遠い存在の人たちだと感じるかもしれませんが、ここ日本にも毎年多くの人が難民として逃れてきています。難民とは、人種・宗教・政治的意見を原因とする迫害などからやむを得ず故郷を追われ、逃れざるを得ない人たちのこと。現在、世界には約8000万人もの難民の人たちがいるとされ、その中には幼い子どもも多く含まれています。 そんな危機に瀕しながら日本に逃れてくる難民の人たちですが、日本の受け入れ状況について、皆さんはどのくらい知っていますか? 実は、日本では、多数の人が難民申請をするも(2016年以降、1万件以上。但し、2020年はコロナ禍の影響で大幅に減少している可能性があります)、その約99%が難民認定されないという、国際水準と比較しても非常に厳しい現実があります。そのため日本に逃れてきたにもかかわらず、最低限の衣食住もままならいまま、時には医療にもつながれなかったり、ホームレス状態になってしまう人たちもいます。 難民問題は日本社会で十分に知られておらず、無関心が生む誤解や偏見も、現状の厳しい受け入れ状況を後ろ支えしているかもしれません。そんな「日本の中にある難民問題」について、日々、難民支援に携わる弁護士の駒井知会さんから学びます。   ■講師 駒井 知会 弁護士(東京弁護士会所属) 東京大学教養学部教養学科第三(国際関係論)卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程卒(法学修士号取得)、オクスフォード大学・クイーンエリザベスハウス、難民研究プログラム、修士課程卒(強制移住学修士号取得)、London School of Economics and Political Sciences 法学修士課程卒(LLM取得)。2007年10月弁護士登録、2013年1月現在の職場である、マイルストーン総合法律事務所に入所。日本弁護士連合会 人権擁護委員会内 入管法プロジェクトチーム等所属、関東弁護士会連合会 外国人の人権救済委員会 2014年度委員長、東京弁護士会 外国人の権利に関する委員会 2016年度委員長。