統計学の入り口としての「平均」
「平均」って知っていますよね。
小学校くらいのときに誰もが学び、知っていると思います。
テレビのニュースの中でも「平均気温」だとか
「平均寿命」「日経平均株価」など……。
仕事でも、「売上の平均はどのくらい?」とか、
聞かれることもあると思います。
データ一つ一つでは、単なる数字でしかありませんが、あるまとまりを持つとその集団は何かを伝えようと語りかけてきます。その言わんとしていることをうまく把握できたり、表現できたりすれば、次にどう行動をとるべきかの指針となってくれるでしょう。
その把握したり、表現するという方法が統計学です。
その統計学の入り口としてその誰もが知っている「平均」を深く見つめていきます。
ただ一言で「平均」といってもいろいろな見方ができます。
「幾何平均」「調和平均」などいくつか違った計算方法の「平均」もあります。
これらの「平均」を具体的な例を交えながら紹介してきます。「平均」を信用してはいけない例、平均が全く頼りにならない例もあることに驚くことと思います。
そして、様々な「平均」に触れていく中で統計学の世界の入り口を感じることが出来るでしょう。