HTML/CSSコーディングを取り巻くWeb開発環境は日々進化しています。Sass/LESS/StylusなどのCSSプリプロセッサと呼ばれるCSSをより便利に速く記述できるフレームワークが登場し、Webデザイナーにもプログラミング的な知識を求められるようになってきました。
この授業ではその中でもSassとその拡張フレームワークであるCompassを取り上げて解説します。Sass/Compassを使えば、面倒な記述、タイピングを少なくすることができ、コーディング速度を高めることができます。また、急なデザイン仕様の変更にも変数や継承と言ったSassの機能を使えば柔軟に対応することができます。
ただSassを使用するにあたって、いわゆる『黒い画面』、ターミナルを使って通常のCSSにコンパイル(変換)する作業を伴ったり、変数、ミックスイン、継承といったプログラミング的な概念も必要になってきます。
なにごとも新しいものを取り入れることは苦労を伴いますが、私自身、転職を機にWebデザイナーからWebデベロッパーに職種が変わりました。その時に戸惑いながらも自分なりのペースでSass/Compassを導入していった経験をこの授業を通して共有できれば幸いです。