この授業では、全国制覇を果たしたキャプテンは、どのようにチームをまとめてきたのか。そこからチーム ≒ 組織をまとめるリーダーとしての関わり方を学んでいきます。
講師を務めるのは、大阪桐蔭高校でセンバツ優勝、慶應義塾大学で六大学リーグ制覇を主将として経験した福井章吾選手(2025年現在、トヨタ自動車硬式野球部・副主将)。福井選手がチームをまとめるために日々、どんな声かけをメンバーにしていたかなどインタビュー形式で聞いていきます。
部活動も1つの組織体です。その状況をよく観察すると高校時代は、全国大会という明確な目標があり、チームの意識を揃えやすい環境でした。一方で、大学になると「プロを目指す」「学生野球をやり切りたい」「上のリーグに挑戦したい」といった具合にメンバーの目的が多様化し、一体感を作る難しさが増していきます。
これは会社組織でも同じようなことが垣間見えます。それは社員1人ひとりの働く目的で、「会社のビジョンに共感して」「〇〇という仕事が好きで」「プライベートを充実させるために」など、それぞれ異なるかと思います。
そうした状況の中でチームをまとめる要となるのが “キャプテン”≒ 会社組織で言えば “リーダー” です。
では、福井選手が日々、どういったコミュニケーションを通じてメンバーを鼓舞し、価値観の異なるメンバーの方向性を揃えてチームをまとめて、優勝というチーム成果へ繋げてきたのか。
今回の授業では、キャプテンとしての経験談を振り返りながら、組織におけるリーダーの関わり方や、チームをひとつにまとめるための具体的なヒントを得てもらいます。