この授業を一言で表すと...
「経済活動と資源の維持の両立を叶えるサーキュラーエコノミーを考える授業です。」
サーキュラーエコノミーとは、廃棄物を新たな資源とし、それをビジネスに変えるといった資源を循環させる経済のことです。
現状のままいけば、地球の資源は枯渇してしまいます。企業は、ビジネスだけではなく、環境への対応も両立させていくことが求められています。
本授業では、オランダのアムステルダムに本社を置く「Plastic Whale(プラスチック・ホエール社)」の創設者マリウス・スミットが初来日し、サーキュラーエコノミーに関する講義と持続可能なビジネスのアイディアを参加者のみなさんと考えます。
Plastic Whale(プラスチック・ホエール社)とは
2011年マリウス・スミットがスタートした、世界の水辺からプラスチック廃材をなくすことを目的とする社会的企業。
個人・企業・政府の協力を得て急成長中の彼らが柱とするのは、「集める・創る・教育する」の3つ。現時点までに500社以上、数万人とプラスチック廃材を「集め」、リサイクルプラスチックからボートや家具、商品を「創り」、国内外での講演やワークショップにて問題提起と行動開始について「教育」している。
具体的には、世界遺産にも登録されたオランダの運河 アムステルダムで観光客をボートに乗せて「プラスチック・フィッシング」というゴミ釣りツアーを運営。集めたペットボトルのリサイクル材は、デザイン性の高い家具やボートに再利用する。会社のゴールは廃業、それは世界中のプラスチックゴミを無くすことを意味する。
講師プロフィール
マリウス・スミット/PlasticWhale 創設者