<先生紹介>
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 パートナー 河野 純一郎先生
インキュベイトファンド 代表パートナー 和田 圭祐先生
ANRI GeneralPartner 佐俣 アンリ先生
<学べるポイント>
景気が悪いと投資家は投資を控えるのか、投資家がどういう人に投資したいと思うのかということについて3人それぞれの観点から学べます。
<動画内容>
どういう風に投資していきたいのでしょうか?
ANRI先生:
僕はそんなに景気、投資環境ってそんなに気にしていないなくて、世の中を変えたいということ。
前提として僕は、小さい小さいファンドなので正直来年IPOします。という会社に投資をする会社ではないんですね。世の中変えたいけど、まだ何もありません。お金が全く無いです。まだ人も1人もいないですとか、事業もリリースしてません。という時に投資させていただくファウンドなので、正直直近の環境が良い悪いっていうのは関係ないなと思います。
正直僕のファウンドとして投資できる金額は1000万、2000万という金額なので、ものすごい大量のお金が欲しいという方と働かせて頂くファンドではありません。
そう考えると、あんまり環境って関係なくて。景気がよければ社長の人件費が月20万円から100万円になりますかってあんまり関係ないです。
インターネットのビジネスをやっているので、究極的には自分の部屋と自分の食事をするのと、パソコンとインターネットのお金さえ払えればいい。
その時に、一緒に事業立ち上げたいという仲間が声をかけてくれれば特に問題ないな、と思っているので、そんなに環境って変わらないかな。
むしろ冷え込んだ時に、冷え込んだからやめますっていう人ではなくて、サブプライムみたいなことが起こっても、「こんな時だから自分が世の中を変えるしかないんですっ」ていうぐらいのことを言ってくれる人の方が嬉しいので、特に関係ないかな、と思います。
和田先生:
僕も似ていて、2008年とか2009年とかは、なかなかしんどい時代もあったんですけど、我々としても2つ意味があって、調達しやすい環境ということと、僕らシード有りの投資家が投資しやすいのか、という所でちょっとニュアンスが違うんです。
調達が難しくなっていけば、サバイブすることを意識して計画を立てて修正していったりするし、投資の機会が少ない時、全体が冷え込んでいる時っていうのは、逆に良い投資がし易いタイミングでもあるので、積極的に良い事業、良い経営チームに投資していく、という事をやるんだろうなという風に思っています。
河野先生:
そんなこと、全く気にせず、ぶっこみます(五・七・五)
皆さんが仰ったように、結構歴史を振り返ってみると景気がすごい悪い時とか、そういう時には歴史的な大企業が生まれているかな、という所がすごくあると思います。
厳しい状況だからこそ、起業家が出てくると思うので、逆に僕ら供給サイドを絞らないことが大事だと思います。