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『考える夜の公園』哲学で日常の〇〇をふと疑ってみる

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第2回

文字起こし

『読書は役に立つ』というのは本当か? ~ スピノザを友としたニーチェから

2021年4月24日 60min

授業の概要

読書には大きく分けて「楽しみのための読書」と「役に立つ情報を得るための読書」の2種類がある、というのが一般的な認識です。後者について言えば、仕事や普段の生活、または人生全体をより良いものにする有用な知識を獲得するために、私たちは今日も”役に立ちそうな本”を手に取るのです。

その点について、今回はふと立ち止まって考えてみます。
「読書が役に立つ」って、実は幻想なのではないだろうか?
「(苦労して)読んだからには役立てないと」というバイアスがかかっていないだろうか?


また、本当に読書が役に立つとしたら、そうでない「無駄な読書」とは何が異なるのでしょうか?

今回はほとんど否定される事のない「読書の効用」について、敢えて批判的に考察してみます。

 

▼参考図書

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています   小林 昌平  

こんな人にオススメ

哲学に興味がある人