この授業は「管理会計」を学ぶ全7回のコースです。
会計には「財務会計」と「管理会計」があり、社会人の方が自身の現場業務と結びつけるために学ぶのであれば、直接的な結びつきが分かりやすい管理会計から学び始めるのがオススメです。 現場に直接活きる、管理会計とはどのようなものなのかを紐解いていきます。
【コース全体で学べること】
①管理会計と財務会計の違い(なぜ管理会計を学ぶのか)
②管理会計は何に使うのか
③管理会計で使用する用語について
【コース構成】
第1回:損益分岐点
第2回:限界利益
第3回:収益改善
第4回:ABC会計
第5回:DCF
第6回:BSC
第7回:予算管理
【受講対象者】
会計を学びたいリーダー、管理職
管理会計とは?
「管理会計とは、現場目線で、あなたの事業を利益の出る構造にする。そのためにどのように管理していくかをみる会計です。」(第1話:損益分岐点より抜粋)
会計と聞くと、財務3表を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
財務3表を詳細に読み解く会計を管理会計と区別して財務会計と言います。
□ 財務会計から学ぶ?管理会計から学ぶ?
会計を学ぶ時にはまず財務会計から学び始める方が多いものの、財務会計は難易度が高い、実務との関連が掴みづらいという特徴があります。
なぜならば、財務会計は企業のお金の流れを把握するための俯瞰的なものの見方を把握するためのものであるためです。
難易度も高くなれば、なかなか自分の業務との関連を見出すのも難しい。
特に社会人の方が自身の現場業務と結びつけるために会計を学ぶのであれば、直接的な結びつきが分かりやすい管理会計から学び始めるのがオススメです。
□ 管理会計って難しい?
そうは言うものの、管理会計という学問にも難しさがあります。実際に管理するためには各論として細かな数値を入力したり、分析したり。
本コースでは、より多くの方に理解を深めていただくために、まずは管理会計の入門として、「使いこなす」ではなく「エッセンスを理解する」ことに焦点を当てました。
現場に直接活きる、管理会計とはどのようなものなのか?
全7回の授業を通じて紐解いていきましょう。
□ 講師
中川功一 (なかがわ こういち) 先生
経営学者/YouTuber。経済学博士(東京大学)。大阪大学経済学研究科准教授を経て独立。「アカデミーの力を社会に」をモットーに、日本のビジネス力の底上げと、学術知による社会課題の解決を目指す。専門は、イノベーション・マネジメント、経営戦略論。 主な著書に『ど素人でもわかる経営学の本』(翔泳社)『感染症時代の経営学』(千倉書房)『戦略硬直化のスパイラル』(有斐閣)など。YouTube「中川先生のやさしいビジネス研究」では毎週火・木・土に経営学講義や時事解説動画を配信中。
会計の何から学び始めたらいいかわからない方 、独学で挫折してしまった方、 現場にどう活かすかがわからない方