4/20(Sat)

今日の生放送

<以下書き起こし全文>

聞き方にちょっとコツがあります。私さっき言ったような目を観察するとか話をしていたんですけども。まず結構簡単に出来るのはスタッフの種類を分けるということですね。写真を撮る人とか動画を撮る人とかまぁ色々いるんですけども。

話を聞く担当の人をまず二種類置くというのが大事です。通常メインインタビュワー一人で、サブインタビュワーもう一人とかするんですけども。メインインタビューは一人でいいんですけど。二種類のスタンスをとっていると。

一個はアイデアを割と肯定的に説明する人ですね。「こういうコップ作っちゃいました〜。どうですか?綺麗でしょ〜?」ってどう思われますか?とかそういう話をメインでやってくれる人。大体インタビューに応じてくれる人って良い人なんで、けなさないんですよ。「いいですね、素敵ですね、発色がいいですね、使いやすそう。」とか割とポジティブに話してくれるんですよね。なので、そういわれると、やっぱインタビューしてる人とかアイデア作った人って超テンションあがって、「ですよね〜ですよね〜。」みたいになって「これ何入れたらおいしいですかね〜。」とか「あ〜っ。」とか色々そういう風に盛り上がっちゃうんですよね。それで二時間過ごすと、基本的にはアイデアが破壊されてないし、全然建設的じゃないので。何らかの方法が必要なんですよ、それを打壊する。

それが二つ目の立場の人で、アイデアに対して敢えて懐疑的とか挑発的とか否定的なことを言っちゃったりして、その場を揺さぶる人ですよね。なんかちょっとお前KYなんじゃねえのみたいなことを言ったりするわけです。

例えばこのコップとか「これいいでしょ。」とか言って。インタビュー担当者が紹介すると。で、「ユーザーもあーいいですすごい綺麗ですね。こういうのあったらいいですよね。すごいポップですよね。」ていう話になる。

例えば村越さんとかが「ポップとかって今ってあんま流行んなくないですか?」とかボソっという。例えば「木造ですごく綺麗な自然のところにこういうちょっと自然界にないような明るい色ってどうなんですかね?」みたいなことをボソっと言うみたいな。不自然じゃない形で。って言う時にユーザーがどういう顔をするのかっていうのを観察しないといけないわけです。言葉では絶対「いいんじゃないんですか。」って絶対言うんですよ。けどそれを言った瞬間に場がババって揺さぶられた瞬間に身をこうグっとくるのか、「あーね実はそう思っている?。」みたいな表情なのか、どうなのかっていうのを徹底的に観察します。

そういったことができるかどうかっていうのは凄く大事で、言われたことを全部受け止めてメモしておくとダメなんですよね。わざと自分が一番検証したいことに素晴らしい色ですね最高ですねって言ってくれた瞬間に、いやーでも「僕ん家ちょっと無理ですね。」みたいなことを言うと、でわざと沈黙みたいなね、っていう時の表情を徹底的に見たりする訳。それを何度も何度もやる訳ですね。場を揺さぶると。この場を揺さぶる役をおいておくとかなり有用な情報が得られるかなと思います。 

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