アンラーニング論 -変革をリードする人の働き方-

アンラーニング論 -変革をリードする人の働き方-

コース概要

"優秀な人"ほど陥る罠から抜け出そう

アンラーニングという概念をご存知でしょうか。

"あたらしい人や環境、価値観に触れる"、いわゆる「越境」の経験を通じて、自身のアタリマエを揺さぶり、自身の働き方を見つめ直すことができます。その結果として、生じるのがアンラーニングです。ビジネスを取り巻く環境の変化から、スキルの陳腐化が加速する中で、その必要性が語られます。なぜなら、そこには優秀な人ほど陥ってしまう罠が存在するからです。与えられた問題を解決することが得意、しかし気付いたらキャリアが閉ざされていた。そうならならないための理論を学びましょう。

本授業は、表面的な手法論ではなく、その本質を捉えるための概念にフォーカスして授業を進行します。

 

【こんな人におすすめ】
└社会変革のフォロワーではなく、リードする人材になりたい方
└働き方を現状維持することは危いと感じているが、行動を先送りにしている方
└会社では、"まじめ"に働く人と評価されているが、変化への適応には苦手意識のある方

 

【授業のゴール】
└アンラーニングは、苦しみと楽しさのバランスが重要であることを、理論的に納得できている状態
└学びに対する心構えをあらため、自身をあたらしい環境におくべきことを納得できている状態

 

【授業の特徴】
1.手法で語りづらいアンラーニング論について、研究の観点から理解できること
2.人材育成を主導する立場の方が、何らかの研修を始める前のイントロダクションとして有効なコンテンツであること
3.学ぶことの快感だけでなく、必要な苦しさなど実情に対しても言及すること
 

※本授業は40分授業となります。授業最後の質疑応答に応じて授業時間を延長する場合がございます。

 

■担当する先生

長岡 健丨法政大学 経営学部教授

東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、英国ランカスター大学大学院・博士課程修了(Ph.D.)。専攻は組織社会学、経営学習論。
組織論、社会論、コミュニケーション論、学習論の視点から、多様なステークホールダーが織りなす関係の諸相を読み解き、創造的な活動としての「学習」を再構成していく研究活動に取り組んでいる。現在、アンラーニング、サードプレイス、ワークショップ、エスノグラフィーといった概念を手掛かりとして、「創造的なコラボレーション」の新たな意味と可能性を探るプロジェクトを展開中。
共著に『企業内人材育成入門』『ダイアローグ 対話する組織』『越境する対話と学び』などがある。
 
法政大学 2020年度「学生が選ぶベストティーチャー賞」
コンピュータ利用教育学会 2020 PCカンファレンス「最優秀論文賞」
法政大学経営学部 創設60周年事業・実践知フォーラム「総長大賞」
日本シミュレーション&ゲーミング学会 2009年「論文賞」