持続可能な開発目標、SDGsが2015年に国連で採択され、ここ数年でより広い層にSDGsが知られるようになりました。その中で一個人がSDGsに貢献するなら、どのようなアクションがよいのか、考えた方も多いのではないでしょうか。個人が起こせる行動の選択肢のひとつが「エシカル(倫理的)消費」です。SDGsの17の目標のうち、目標12の「つくる責任つかう責任」にも通じてくるエシカル消費は、人々や地域、社会、そして地球環境に配慮した買い物や、その他のお金を使う行動全般のことをいいます。
アクションに起こしやすいエシカル消費ではありますが、購入しようとしている商品が本当にエシカルであるかを個人が見極めるのはまだまだ難しいという背景もあります。SDGsウォッシュの問題もある中で、消費者はどのように情報を得ていけばよいのでしょうか。エシカル消費のポテンシャルと課題を整理しながら、今後求められる消費者リテラシーを考えていきます。
▼こんな人におすすめ
SDGsやエシカル消費に関心がある方
▼学習ゴール
まだまだ整理された情報が少ない「エシカル(倫理的)消費」のポテンシャルと課題を理解し、自身の消費行動を見直すきっかけになる。