4/25(Thu)

今日の生放送

<以下書き起こし全文>

事実情報をグルーピング化して、抽象的なことを言おうとするわけですね。でも事実情報にも種類がある訳なんです。横軸に情報の特性。一般的か固有の情報かを取るわけですね。だからよく調査でやるのって一般的なものを追いがちなんですよね。

統計データみたいなものを見て「人口構成がこう変わるから高齢社会です。以上。」みたいな。そこからなにか有用な示唆を取り出すのって結構難しいんですよ。けれども、そういうマクロデータ・統計データがありつつも巣鴨に行ってみると、「あっ、エスカレータのスピードが。」とか「追い越しされて危険な目に合わないように一列になってるのかもしれないな。」とかですね。そういう観察から何かを見いだすという固有の情報ですね。そのカップリングによって「さっきの高齢者の人ってやっぱり社会のマジョリティーとして存在するんだな。そんなかで私たちは生きるんだ。」という実感として示唆が出てくる訳です。

いきなり巣鴨に行ってさっきみたいなことがでてくるわけではないんですよね。もともと持っている統計データってこうだな、ああだな、社会一般で言われている事実とかニュースとかってこうだなっていうのと、実際に見ていた固有の情報からピクリとなんかくるものがババンと合わさって上位概念が出てくる訳です。これ大事です。

二つレッスンがあって、一個はこういった示唆を導きだそうとする時に、社会一般の事実だけに頼っててはなかなか示唆を導きだすのは難しいですよということ。何かピクってくるのを発見するっていうのはある種固有の情報に触れるというのが非常に有効です。一人の人にインタビューするとか一人の人に着目し続けるというかそういったことです。

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