情報システムと聞いてあなたは何を思い浮かべるでしょうか…
コンピュータが整然と置かれている巨大な部屋でしょうか。それとも、映画に出てくるような核戦争での巨大なスクリーンの前に広がるコンピュータの端末でしょうか。
実は、あなたがいつも使っている身近なものに情報システムが使われています。携帯電話、非接触型乗車券、電子マネー、ポイントカードに航空券等など。つまり、情報システムなしにはそれらのモノは機能しないどころか、ただのごみになってしまいます。
また企業経営においても、今まで人間の勘や経験に頼ってきた場面や毎日決まったことを行う定型業務を、情報システムがその役割を引き継ぎ、企業の収益を左右する、場合によると情報システムがうまく動かないと損害すら出してしまうという重要な位置づけになっているといえます。
この授業は、情報システムとは何か? 情報システムは企業経営の中でどんな位置づけでどう設計されどう運用されているのか? などの情報システムの概念や設計手法の基礎を学び、その後の専門的な設計や開発に繋げるための入門講義です。
3限目:データベース設計編【どのようにデータベース化するか】
ERP(Enterprise Resource Planning)といわれる企業の企業にあるヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を有効に活用し、全体を統合している業務システムやソフトウェアのベースとなっているのが、データベースです。この講義では、2時限目で行った業務の流れに沿ってデータベース化を行っていく際、どのように、またどのようなことに注意して、データベース設計をするか、学びます。
これら3時限の講義を通して、企業での情報システムの設計方法を学べると同時に、業務の流れを的確に把握し理解することで、それら業務に対する改善策などについても考える契機になるに違いありません。また、最近、自社内にIT関係の部署を持たずにITベンダーに丸投げをしている企業も多くなってきましたが、自社のシステムはやはり自社で面倒をみることが危機管理の意味においても重要です。
システム設計・開発・運用に携わろうとしている方は勿論ですが、業務(IT)システムをIT企業(ベンダー)に発注しようとしているITの部署を自社内に抱えていない企業の方におすすめの授業です。
【授業アジェンダ】
1、データベースとは
2、コード設計
3、データ設計
4、ERD
5、正規化(演習問題)
【スクーを通じて、もう一度大学へ】
スクーでは全国10の大学と連携し、ビジネスパーソン向けに、大学ならではの授業を開講しております。早稲田大学・関西学院大学・法政大学などはじめとする日本全国の大学が誇る名授業を通じて、仕事に活きる教養を身につけられます。
スクー×全国10大学(2015年版)はこちら
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