4/14(Wed)
2021年3月30日公開
60min
「デザイン思考」「ソーシャルデザイン」「ワークデザイン」……昨今、あらゆるシーンで「デザイン」という言葉が使われるケースが多くなっています。
一方で、大半の人にとっては「デザイン」という言葉はこれまで縁遠いものであったのではないでしょうか?憧れはあるものの、なんだが近寄りがたい。そんな両義的なイメージを抱かせるものであったかもしれません。
それは、そもそも「デザイン」とは何か、あるいは「デザイン」で何ができるのかを知らないからかもしれません。デザインの可能性と限界を知ることで、「デザインすること」がさほど特別なことではないと理解することができます。
本授業では、デザイナーや専門家だけでなく、実際の利用者や利害関係者たちとプロジェクトのなかで積極的にかかわりながら協働してデザインする「コ・デザイン」をキーワードに、物事に向き合うデザインの「態度」にフォーカスして学びます。
スクー放送部
2021年3月30日公開
60min.
10年ほど前から問題解決における考え方のフレームとして「デザイン思考」が普及しましたが、デザインは実践の中にある知ですので、実際にやってみなくては深められません。そこで「やり方」以上に重要になってくるのが、ものごとへの「向き合い方」、すなわち「態度」です。
社会が複雑化するに伴って、デザイナーや専門家だけでなく、実際の利用者や利害関係者たちとプロジェクトのなかで積極的にかかわりながら協働してデザインする、「コ・デザイン」の取り組みが求められるようになりました。その中の一人として、自分自身は、はたしてどんな態度や姿勢であるべきなのか。
デザインにおける「態度」に自覚的になることは重要です。なぜなら、何かを面白がっている人の姿に面白さを感じるように、自分の背中も他者に何かを伝えています。ものごとに向き合う自分の「態度」は、その人の周囲にも伝播するからです。誰もがデザインすることが求められる時代の様相を読み解きながら、「態度」の視点を学ぶ60分です。