<以下書き起こし全文>

β版の開発ですね。 一月から実際に開発を始めました。開発といっても僕ら当初自分たちでエンジニアがたくさんいたわけでもないので、一から作るとすごい時間がかかるなということで、お金か時間かといった時にここではクイックに検証したかったので外部の信頼出来る方にお願いしてサイトを作ってもらいました。

僕らでβ版で上手くやれたことがあるとすると、一番はβ版の目的を仮説検証であるということを明確に最初から考えていたというのが良かった点かなという風にすごく思っています。ともすればβ版というのは、ただ世に出せるレベルじゃないからなんとなくβ版と読んでいますという風にやってしまうと あまり何の為にやっているのかという目的が曖昧になってしまうと思うんですね。

僕らは、β版の目的は仮説検証のためだと。なので、β版をやってみて、 ユーザーがたくさんついたねーとか少なかったねーとか言っていてもあんまり意味がなくてですね。どういうユーザーがどれくらい使ったらこれは仮説が正しかったのか、これくらいしか使わなかったら仮説が間違っていたのかっていうのをある程度検証出来る形であらかじめ持っとくというのがすごく重要なのかと思っています。

検証したい仮説があること、 どこまでいったらその仮説が検証されたかと判断できるのかというラインですね。これをちゃんと持っておくというのがβ版をやる上で重要な点なのかなと思います。

もう一つですね、よくエンジニアの方に言うとびっくりされることもあるんですが、 β版は全部最初から作り直すつもりで。ここも僕らが最初から言っていたことなんですね。要はβ版やってみて、実際にユーザーに本当に使ってもらったら当初の想定と違う使い方だとかいっぱい出てくるだろうな、と。

そこをつぎはぎで直して出してももしょうがなくて、綺麗に立ち上がることなんてないんだから自分たちは素人だし、本当に良いプロダクトが一発でできるなんてことはありえない。であればβ版っていうのは仮説検証のためで結果これが本質だったこの機能はいらないっていうのが見えた瞬間に全部コードは捨ててもう一回作り直そう。というのをあらかじめ言ってスケジュールを組んでいました。

これがC to Cってなかなか立ち上げが難しいと言われる中で、比較的初期からまだまだのサイトではあるんですけども、なかなか完成度高いですねと言われた理由がここにあったのかなという風に思います。

この画像が当時β版の画像で、実際に売ったり買ったり出来ていたサイトですね。四月の途中からオープンして六月の途中まで完全にクローズドで、招待した人だけが使えるというサイトで動かしていました。見た目的には全体の配置とかデザインっていうのは今とそれほど大きく変わらないんですけども、実はここにあったものっていうものは全部一旦ほぼ捨ててですね、五月の後半くらいから新しいサイトを作るということで、一ヶ月間開発チームがほとんど寝ずに、作って、完全に作り直して七月の頭にローンチしたというのが、開発のプロセスですね。

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