3/29(Fri)
【先生紹介】
弁護士 菅原 稔先生
1987年宮城県生まれ。2012年弁護士登録。2013年AZX Professionals Group入所。AZXではITベンチャーを中心に、各種契約書や利用規約等のレビュー及び作成、ビジネスモデルの適法性審査などに携わる。ベンチャーの役に立つ法務・税務等の情報を配信するAZXブログの管理人。
<学べるポイント>
利用規約を作る際に抑えておきたい2つのポイント、専門家に見てもらう時にこれだけは準備しておいて欲しい内容について学びます。
<以下書き起こし全文>
サービスに合った利用規約を作るポイントは2つです。「権利関係の分析」と「トラブルの予測」が重要だと思っています。
まず権利関係の分析というのは、鷹揚な言い方をしていますが、内容としては簡単で、「皆さんのサービスの権利関係というのを図に書いてみて下さい」ということですね。
皆さん、必ずサービスを作る時にこうした図というのを作っていると思うのですが、誰と誰の間で契約が成立しているのか、誰と誰の間でどのような事ができて、どのような義務をもっているのか、ということを図に書き込んでいただくと、すごく整理ができるのではないかなと思っています。
その図を作ってもらった上で、このサービスで誰と誰の間でトラブルが起きそうなのか、トラブルはどういったトラブルが起きそうなのかということを予め検討していただけると非常に良いと思います。
余談ですが、この2つを検討していただいたものがある状態で弁護士に相談していただくと、弁護士としては非常に楽です。これをわたし達が考えるのはかなり難しいんですね。サービスの内容をすごく分かっていないといけないので。なので、ここまでやった状態で専門家に頼むと話がスムーズじゃないかなと思います。
利用契約について知りたいかたはこちらをご覧下さい