4/27(Sat)
<以下書き起こし全文>
実際に、そういったソーシャルメディアが普及した中で炎上が起きやすい状況があるんですが、それをどうこれから管理していくか、リスクを管理していくかということをお話していきたいと思います。
リスクマネジメントという言葉で整理をしていることがあるのですが
今まで常識として考えられてきたリスクマネジメントが通用しなくなってきています。
ここに書いてある3つの現状が段々使われなくなってきているかな、と思います。
1つ目は「キリの良いタイミングで発表する」
企業側はなるべく良いタイミングで発表したいということがありますので、なるべく整理をしてどこから指摘を受けても答えられる状況を作ってから発表していくということが今までやられてきたことですよね。
2つ目は「混乱を招くため、公表しない」
震災後にスピーディーな情報を国内に公開しなかったというところで批判を沢山受けたんですが、
その時に文科省の方が理由として、国民の皆さんの混乱を招くため、あえて公表しなかったということがありましたね。
それは混乱を招くために公開しないということなのですが、スピーディーな時にはその姿勢批判されたんですね。国民をバカにしているのか、という言われ方をしたそういった事はなかなか通用しなくなってきています。
3つ目は「質疑応答は記者会見で」
質疑や記者会見ということでなるべく、一般の方との対話ではなく、記者の方との質問で終始させようとするところですね。今後はなかなかこれでは難しい状況が起きてきているんですね。
では、実際には「キリの良いタイミングで発表する」というところに関しては「スピード」とういことでですね。どんどん整理をしていく間にネットの上では噂はどんどん広がっていくということですね。
透明性ということで、さまざまな観点から情報が漏れ出していくということですね。あと内部告発なんかも簡単になってしまっている。
それから全員參加ということですね。生活者の方々は苦もなく、常に傾聴しているということですね。
ソーシャルメディアは傾聴という言葉を良く使うのですが、ネット上でずっとこう誰かが情報を見ているので
何か心に引っかかることがあればそれに対していいねボタンを押したりですねリツイートをしたりあるいはコピーペーストをしてブログを書いて簡単にやってのけるという風になっているということですね。