今回の授業は、「平均」や「中央値」など分析対象のデータの多勢や特徴になりうるものについて解説したします。
平均には罠があります。平均は、データの個数で合計を割ることで得られ、データ全体の基準値として上げれるケースが往々にあります。
しかしながら、データの大きさによっては基準値とすべきではないケースがあります。
例えば、年齢別の平均年収などは、賃金を多くもらっているビジネスパーソンの額が高ければ高いほど、平均値は高く出てしまい偏った値になってしまいます。
このように数を鵜呑みにするのではなく、データ全体の何を表しているのかを授業のなかで考えていきましょう。統計が苦手と悩んでいる人でもわかりやすくExcelを実用的にお伝えします。
データ全体から何がいえるのか、事実(ファクト)を捉える方法を学んでいきましょう。
■講師
米谷 学
Excelで統計学を教える研修講師
輸入商社や海運業・国際複合輸送業の勤務を経て、主にExcelによるデータ活
用・データ分析の教育を手がけている。
日経ビジネススクール 担当講師、企業研修の講師などを務める。
著書「7日間集中講義!Excel統計学入門(オーム社)」
「ビジネスマンのためのデータ分析&活用術(フォレスト出版)」
「7日間集中講義!Excel回帰分析入門(オーム社)」がある。
雑誌「日経パソコン」2021/08/02号 特集2「Excelで始めるデータ分析」寄稿。
https://www.datamining.jp