文章を書く手がパタリと止まってしまうアナタのための生放送授業
本授業は、普段何気なく使っている接続詞の使い方について学ぶ授業です。接続詞の活用法を身に付けることで、自身の文章力をもう一段アップさせましょう。最終的に、すらすらと文章が書ける状態を目指します。
■文章を書く上で「接続詞」が大事な理由
私たちは文を書き、その終わりに句点「。」を打つとき、次に続く文脈を考えますよね。この文脈を考える作業において、アナタの発想を広げる役割を担うのが「接続詞」です。たとえば、「だから」と続きを書き始めることで前の文を根拠とした結論を述べたり、「しかし」と始めることで前の文脈と逆の内容を書いてみたり、その文章は様々な展開をなしうるでしょう。後に続く文脈に悩んだときは色んな接続詞を当てはめることで、文章の幅は広がるはずです。だからこそ私たちは、接続詞を学ぶ必要があります。
■本授業で学ぶこと
本授業では、接続詞の定義からその活用までを学んでいきます。もちろん大量にある接続詞をこの授業ですべて説明することはできないので、中でも特に有効な接続詞を抜粋して紹介します。
より多くの「接続詞」について学びたい人は、石黒先生の著書『「接続詞」の技術』を参照してみてください。
■登壇する講師
石黒 圭
国立国語研究所研究系日本語教育研究領域代表・教授
1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。国立国語研究所研究系日本語教育研究領域代表・教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。著書に『文章は接続詞で決まる』『「読む」技術』『日本語は「空気」が決める』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『「予測」で読解に強くなる!』(ちくまプリマー新書)、『この1 冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『正確に伝わる!わかりやすい文書の書き方』(日本経済新聞出版社)、『心を引き寄せる大人の伝え方集中講義』(サンクチュアリ出版)など多数。