2限目:失敗から得た教訓
水俣学は、故原田正純先生の提唱によって1999年に産声をあげました。「負の遺産」としての水俣病の経験を将来に活かす学問です。
水俣病の公式確認(1956年)から半世紀以上の歴史を経た今なお、被害者が声を上げ続けなければならない「水俣病事件」の現実をどう理解すれば良いのでしょうか?
【この授業で学べること】
・この授業では、水俣病公式確認前後の初期対応に見られた問題を、「差別と犠牲のシステム」という視点から捉え直すことができます。
・失敗から得た教訓をもとに、あなた自身の生き方と、現在の社会・経済システムのあり方を問い直す力を身につけることができます。
・水俣学現地研究センターを拠点とした「水俣・芦北地域戦略プラットフォーム」の取り組みから、新たな地域運営のあり様としてのガバナンスの考え方を理解することができます。
【授業のアジェンダ】
- 水俣病事件:差別と犠牲のシステム
- 水俣学研究センターの取り組み:地域戦略プラットフォームの可能性
- 「失敗の教訓」を将来に活かす
- 質疑応答とまとめ