3限目:世界に広がる水銀汚染と水銀条約
水俣学は故原田正純先生の提唱で1999年から始まりました。人類の「負の遺産」として、水俣病の教訓を将来に活かす学問です。
2013年に熊本、水俣で水銀を規制する国際条約が締結され、開会中の通常国会で批准の手続きと、条約に対応するための法案が検討されています。水銀新法ができて、私たちの生活とどう関係するのか、共に考えていきます。
【この授業で学べること】
・身の回りにある水銀や水銀含有製品とはどのようなものか、国際的な水銀の用途の現状を知ることができます。
・化学物質管理に関する2020年目標を達成するために、国際的に水銀の使用を規制していこうとするのか、その理由を理解することができます。
・水銀条約の内容について、開発途上国の課題、日本の課題と分けて、整理することができます。
・水銀ゼロ・水銀フリーをめざす国際社会の動きを知り、自分たちの暮らしをどう変えればよいのかを考えます。