2/28(Sun)
第1回:2017年12月18日公開
60min
日本という国に住む私たちがメディアで見聞きするものは世界で起きていることの氷山の一角でしかありません。日々、消費されるようにサラリと消えていくニュースの裏側には、歴史・宗教・人間模様が複雑に入り組んでいます。
本授業は、メディアでは深く取り上げきれない“世界の片隅”で起きた・起きていることの細部にフォーカスします。レギュラーモデレーターとして、フリー記者・常岡浩介先生をお招きし、戦場を駆ける方々の身を挺した体験を語っていただきます。
今回は、常岡先生ご自身の強烈な体験をもとに、戦争について、ジャーナリズムについて語っていただきます。日本では知ることのできない“世界の今”を学んでいきましょう。
2017年12月18日公開
60min.
【授業の流れ】
①ジャーナリズムとは何か?
②常岡先生の戦争取材 体験談
③日本人が知らない戦争の話
④質疑応答
※授業内容は変更になる可能性があります。
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2018年1月13日公開
60min.
常岡先生は計3回、イスラム国に入り取材をしてきました。
これは世界的に見ても稀有な例です。
先生が取材を通して見聞きしたイスラム国の内実を皆さんと一緒に学んでいきます。
そして、今回はそれだけにとどまりません。
メディアを賑わせた湯川さん人質事件の全貌。
そして、常岡先生が警視庁に家宅捜索を受けた真相まで語って頂きます。
イスラム国、そして、それを通して見えてくる日本の構造。
命の重さとはなにか? そして、国とは何か?
難しい問いですが、一緒に学び、考えてみましょう。
■授業の流れ
常岡先生が取材を通して見たイスラム国
湯川遥菜さん人質事件の全貌
無能すぎる日本の警察
「人質とは?」命とお金、命と政治
常岡先生と受講生のトークセッション
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2018年2月11日公開
60min.
プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。しかし、その影には諜報活動、フェイクニュース拡散による世論操作など、武器を使わない情報戦を織り交ぜたハイブリッド戦争を展開していたと言われています。
日本ではそういった側面の報道は極めて少ないですが、世界ではロシアの上記したような民主主義破壊行動が問題視さており多く報道されています。
常岡先生は、1999年11月から1年半もの間、チェチェン独立派ゲリラ部隊と行動をともにしました。その体験は壮絶で、体重は20kgも減り、日本に戻ったあと、約1年間PTSDに苦しめられたといいます。
前編では、ロシア、プーチンについて知るとともに、チェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を通して見えた「ロシアの闇」について学びます。
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2018年3月14日公開
60min.
プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。しかし、その影には諜報活動、世論調査など武器を使わない「闇の戦争」が繰り広げられていたと言われています。
日本ではそういった側面の報道は極めて少ないですが、世界ではロシアの上記したような民主主義破壊行動が問題視さており多く報道されています。
後編では、ロシア秘密警察に16日間拘束された常岡先生の経験も含め、世界屈指のヒューミント(人間を媒介とした諜報活動)部隊と言われるロシアの諜報活動の実態について、常岡先生の盟友であった元諜報機関員リトビネンコ暗殺事件の真相について迫ります。
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先生
常岡浩介
日本の新聞やテレビで伝えられている国際ニュースがどれほど世界の現実から懸け離れているか、少しでも理解し、世界から情報的に孤立しつつある日本の現状に危機感を持っていただけたらと思います。とりわけ、日本では極端に情報量の少ない世界で起きている戦争のニュースについて概容をお伝えしたいです。聞き慣れない固有名詞や数字の羅列だらけの国際ニュースの現場について、少しでも身近に感じていただけたら、と願っています。