この授業で伝えたいこと:「ここでしかできない魅力づくり」
あいちトリエンナーレの「美術館」と「まちなか会場」を通して。
2010年に第1回が開催され、2013年の今年第2回目が開催される、あいちトリエンナーレ。あいちの特徴である「美術館」と「まちなか会場」が混在する国際展において、それぞれの会場や作家ごとに制作過程や状況が異なるなか、作家側のイメージをどう実空間で実現するのか、また地域ごとの魅力をどう引き出していくのかなど、あいちトリエンナーレならではの「ここでしかできない魅力づくり」について考えます。
そのことは、日本中でビエンナーレやトリエンナーレが乱発して、どこも似たり寄ったりになっている時代において、いかに「地域に特化する」という姿勢をとることが重要かを学ぶとともに、見過ごされている「地域の魅力」を考えます。