
DXのゴールは「顧客価値」の創出です。このコースでは、DXを通して顧客価値を生み出すために必要な顧客理解のスキルについて学びます。
■背景
DXに関するテクノロジー側の話は数多くある一方で、「DXの顧客視点」については驚くほど理解が進んでいません。経済産業省のDX推進指標とそのガイダンスの中でも、日本企業におけるDXの課題として、顧客視点でどのような価値を生み出すのかが明確でないことが挙げられています。
DX担当者が「DXを導入すること」や「AI化やIT化すること」だけに捉われると、肝心の顧客が不在のDXになってしまいます。こうした手段の目的化を防ぐために、本授業では「DX担当者に求められる顧客理解」について学びます。
コース前半(第一回、第二回)では、「そもそも顧客理解とは何か?」という基礎理解の部分から顧客視点でDXを考えた時に注意すべき落とし穴などを解説していきます。
コース後半(第三回、第四回)では、顧客の課題を理解して、価値に変えるためのフレームワークや、最終的に顧客に提案するためのストーリーの作り方について事例を通して解説していきます。
「企業側が考える価値」だけでなく、「顧客が受け止める価値」として価値創造を設計し、デジタル時代にあった提供価値を生み出すDXを推進できるようになりましょう。
■アジェンダ
第一回 DXありきで進めることの落とし穴
第二回 正しい顧客理解とは何か~データ活用の注意点
第三回 顧客の課題を理解してDXを価値に変えるフレームワーク :DXバリューアセスメント
第四回 DXの価値を伝えるストーリーテリングとは
■講師
株式会社コレクシア(https://collexia.co.jp/)
取締役/ソリューション開発本部長 芹澤 連
「消費者行動論や統計学、心理学、文化人類学、行動経済学など様々な分野の理論や手法をマーケティングに使いやすい仕組みへ落とし込み、事業会社や広告代理店に提供。市場調査クリニック、ROI+、サードマン、消費者行動図鑑、カスタマージャーニーNAVI、コレクシアマーケティングケーススタディをプロデュース。」
■書籍、その他告知事項
「顧客体験マーケティング 顧客の変化を読み解いて「売れる」を再現する」村山幹朗 (著), 芹澤 連 (著)(インプレス)
【顧客研究ラボ】https://www.facebook.com/groups/serizawaculab
【note】https://note.com/serizawaren
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DXの推進担当者