これからの産業をつくるために、ものづくりの今を学ぶ

これからの産業をつくるために、ものづくりの今を学ぶ

コース概要

この授業は、ものづくりの現状分析から、これからのものづくりの可能性、そして新しい価値のつくりかたについて学ぶことが出来る授業です。

第1回目は「メイカーズ・ムーブメントと市民工房の役割」というテーマで授業をします。

ものづくりやデザインに関わる方はもちろんのこと、「これまでの伝統に新しい価値を定義したいと考えている全ての方に受講頂きたい授業です。

昨今のメイカーズムーブメントは、「3Dプリンタ」をヒットにつなげ、これまでには考えられなかったような短時間で試作品を作ることが出来たり、 低い予算でプロダクトの開発が出来るようになりました。

これは市民ひとりひとりが、身近な課題を解決したり、アイデアを具現化したりする手段を手に入れたことを意味します。

個人のプロダクト開発が広がるには、十分なツールと創造力を刺激しあう仲間が集う、コミュニティとしての市民工房が大切な役割を果たします。

その中から本物のプロダクトを生み出すには、経験豊富な町工場の協力が必須です。このためにはアイデアと町工場のマッチングをおこない、必要な資金調達を行う仕組みも必要になります。

新しい産業を生み出すには、既存価値の再定義と、新しい技術革新が融合する必要があります。
今回の授業では、「現状の体系的な理解」「新しい価値創出について」「町工場の可能性とリアル」という3本の連続授業で開講します。

【第1回テーマ】:「メイカーズ・ムーブメントと市民工房の役割」

(1) メイカーズ・ムーブメント
・普通の人達が、日常の中でアイデアを形にしている様子
・アイデアがコミュニティを産み、そこから製品化へ
※ Maker Faireを題材に

(2) 個人が商品開発できる時代
・リーンスタートアップ
・デザイン思考とプロトタイピング
※ 注目のウェアラブルデバイス Moffを題材に

(3) 市民工房の役割
・工作機械とスキル獲得
・コミュニティの重要性
※ Maker’s Base を題材にする予定
※ Maker’s Base を題材に

(4) 製品化への道
・クラウドファンディング
※ zenmonoを題材にする予定
・ソフトウェア開発との違い
※ zenmonoを題材に

(5) まとめ

担当の先生