■授業のポイント
・砂漠を緑に変えているプロの活動家が語る、日本人が知らない本当の中国とモンゴルの姿を学ぼう
・身近な国をきっかけに世界を学んでいく姿勢を身につけていこう
・多様化する日本社会に柔軟に対応できる考え方を持ち合わせていけるようにしよう
日本海を挟んで存在する中国とモンゴルは日本人の生活にも密接しているアジアの仲間です。政治、経済、文化など日本とは切っても切れない関係性を持っていることは日常流れてくるニュースなどでも知っていることでしょう。平成29年時点で73万人の中国人が在留資格を得て日本の中で生活していたり、大相撲の世界を見るとモンゴル出身の力士が活躍しています。そんな現状からしても日本という国や日本人にとって身近な存在に、この2ヶ国は現在なっています。
今回は中国とモンゴルを活動拠点にして砂漠を緑に変えてきた先生が、現場で実際に五感で感じた本当の姿を余すところなくお伝えしていきます。日常のニュースなどで流れてくる情報とは全く違う世界が、今回の授業には詰まっています。
自分たちを理解してもらうためには相手をしっかりと理解することが非常に重要です。日本でも加速している国際化や民族のボーダレス化に向けて、身近な国をきっかけに世界を学んでいく姿勢を身につけていきましょう。そして、多様化する日本社会に柔軟に対応できる考え方を持ち合わせていけるようにしていきましょう。
講師プロフィール
・北浦喜夫 (きたうら よしお)
1995年に新党さきがけ党職員に採用されて政策調査会配属。自民・社民・さきがけの三党連立政権の政策立案に携わる。1996年に武村元蔵相が提唱する平和的国際貢献「緑のPKO」の実務責任者として企画立案に携わる。中国クブチ沙漠へ議員団の随行として派遣。以降、4度にわたる「緑のPKOさきがけ隊」の企画実施を統括、随行し、環境保全活動と市民参加の重要性に着目する。1999年に新党さきがけ退職(解党により)後、カウンターパートの日本沙漠緑化実践協会に就職。活動のあり方に疑問をもち、同僚スタッフらと共に緑化ネットワークを設立。2000年に中国内モンゴル自治区ホルチン砂漠にて活動を開始。2014年にモンゴル国において緑化活動を開始。
■関連授業はこちらから (直接、授業の放送ページに遷移いたします)
砂漠を緑に変えているプロが語る本当の環境問題 -日本人が地球を砂漠にさせている-