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2018年8月9日公開
60min
生まれたときから、家庭や学校、職場など、様々な人と関わりながら暮らしている私たち。
そのような中では、みなさんの経験にもあるように、誤解やすれ違い、衝突といった問題もしばしば起こります。こういった問題はひとりひとり置かれている立場や考え方、感じ方が違うことを考えると、起こって然るべきとも言えるでしょう。
そんなとき、「対話」という姿勢が役に立ちます。
「対話」は、それぞれの立場を大切にした上で協働していくための姿勢です。
「今までよりもじっくりと話を聴き、相手が感じていることを想像してみる」
「様々な人の声を引き出しながら、問題に向き合ってみる」
「辛抱強く対話を続けることで、新しい視点や考え方を生み出してみる」
そんな対話の秘訣を日々の生活や仕事の中で活かしてみませんか?
この授業では、書籍『対話のことば オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得』を題材としながら、対話の考え方を学びます。
ある領域における経験則やコツをまとめる手法「パターン・ランゲージ」によって、対話の心得が30個のことばで体系的にまとめられ、いまの自分の状況に応じて活用できる形になっています。今回は、「対話のことば」の共著者でもあり、日頃から対話を通じて人やチームに関わっている長井雅史先生をお招きし、対話の考え方と、活用方法について教えていただきます。
これからの時代、個々人の生き方や働き方が多様化しているからこそ、仕事や生活においても自己組織化するチームやコミュニティが増えてくるでしょう。そんな時代におけるコミュニケーションのあり方のヒントがきっとここにあるはずです。
パターン・ランゲージに関する授業1:パターン・ランゲージ:慶応義塾大学SFCの1年生が教わる、生き方・学び方の技法
パターン・ランゲージに関する授業2:本を読む力を磨き、楽しみ方を広げる -Life with Reading 創造的読書のパターン・ランゲージ-
スクー放送部
2018年8月9日公開
60min.
■授業の流れ
・対話のことばとは何か
・対話のことばの活用方法
・実際のケースを想定したオンライン対話ワークショップ
※授業内容は変更になる可能性があります
スライド資料
先生
長井 雅史
私たちは家庭、学校、職場、地域など、さまざまな人とかかわりながら暮らしています。そのなかでは、喜ばしく幸せな体験をすることもあれば、誤解やすれ違い、衝突などによって、深刻な問題が生じてしまうこともあります。「対話」は、このような問題を解消し、関係性をよりよくするあり方です。本授業では、対話の心得をパターン・ランゲージの形式でまとめた「対話のことば」を用い、皆さんの周りにある関係性をよりよくすることに役立つ実践の知恵をお届けします。