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危機からみえる不可逆変化をとらえたDX/新事業創造

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第1回

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危機からみえる不可逆変化をとらえたDX/新事業創造 -電通未来曼荼羅2020 beyond COVID-19-

2020年4月24日 90min

授業の概要

この授業を一言で表すと...


「今この不可逆な社会変化を捉え、新事業創造・DXを推進するための具体的な手法・事例を学ぶ授業」

 

日本国内でも重要性が認知され始めたデジタルトランスフォーメーション(DX)ですが、今般のコロナウイルス感染拡大をきっかけとして、そのスピードは一層加速し、もはやだれにとっても他人事ではない不可逆な変化となっています。そこで本授業では、複雑な未来を見立てる電通独自の手法「電通未来曼荼羅」をはじめとして新事業を構想し具体的なビジネスに落とし込むプロセスを学びます。今回大幅に改訂中の「電通未来曼荼羅2020」の新しいトピックも盛り込みながらお伝えする予定です。

 

▷「電通未来曼荼羅2020」とは
数年後~10年後の近未来に起こることが予想され、かつ顧客企業に大きなインパクトをもたらすことが見込まれる60の「未来トレンド」を、「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4つのカテゴリーに分類してまとめたレポートです。

この「未来曼荼羅」による未来予測を起点として、デジタルトランスフォーメーション(DX)を手段とした企業の新事業・サービスアイデアの創造、ビジネス検証、さらにはクイックなプロトタイピングまで一気に進められるプログラムは様々な業界の企業で実践されています。

本講義ではさらに、人類の危機を乗り越えた哲学・認知科学など人間科学の知見やインサイトも加味しながら、アート思考とデジタル思考・エンジニアリング思考が融合するような広義のDXを構想する一助になればと思っています。

 

▼この半年の主な実績
・東京/食品
・東京/家電メーカー
・東京/飲料
・中部/モビリティ(自動車)
・関西/電鉄系ディベロッパー

本放送では具体的な事例をご紹介しながら、本プログラムがどのように進んでいくかご紹介します。
 

 

▷この授業で学べること
・電通未来曼荼羅2020概要
・「未来の見立て」のつくり方
・事業・サービスアイデアのつくり方、しぼり方
・アイデア具体化の手法
・経営層巻き込む推進の方法
・具現化/プロトタイピングのノウハウ・検証方法
・費用感やスケジュール感

 

▷こんな人にオススメ!
・新規事業/デジタルトランスフォーメーション担当者・今この世の中
・人々・人類をめぐる大きなパラダイムシフトと社会変化を捉え、これから求められる価値を見出したい人

 


▷登壇する先生

加形拓也

電通デジタル/サービスイノベーション事業部 事業部長

電通入社後、人事局を経て、マーケティングセクションへ。国内外の事業、商品開発、マーケティングプロジェクトを担当。電通デジタルへの出向後は、未来のまち、ライフスタイル、テクノロジー起点の立体的な事業、サービス開発をサポートするサービスデザインチームを率いる。サービスデザインとまちづくりが融合する時代を見据え、複数の自治体顧問や東大工学部でのまちづくり研究にも携わっている。
 

小林昌平

電通トランスフォーメーション・プロデュース局 エヴァンジェリスト

1976年生まれ。専攻は哲学・美学。

電通トランスフォーメーション・プロデュース局にてエヴァンジェリストとして活躍する傍ら、スクーでも2019年から始まったシリーズの哲学講義(https://schoo.jp/class/5853)が好評。

テーマは哲学・認知科学など人文科学の知見と戦略思考を統合し、電通デジタルとも協業してデジタルトランスフォーメーションを見据えた複眼的で包括的な事業変革を実行する“DX with Humanities"。

2018年に出版した著書「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」は、わかりやすく深い哲学入門書として中国韓国台湾3か国で翻訳されるなど各界称賛のロングセラーに。ビジネス発想や恋愛コミュニケーションなど、身近なテーマを哲学や美学、認知科学の立場から考察している。

担当の先生/パーソナリティ