多くのコミュニケーションは「教わる側」「教える側」に分けることができます。
例えば、あなたが道に迷ったときに「○○には、どうすれば行けますか?」と見知らぬ人に尋ねれば、あなたは「教わる側」です。また、道を歩いているときに、「○○には、どうやっていけば良いですか?」と聞かれれば、あなたは「教える側」になります。ほとんどの方が、この「教わる側」「「教える側」の両方の立場を経験したことがあるはずです。道順を「教わる側」「教える側」のどちらであっても、目的地への道順が明確になる場合とそうでない場合が起こります。
この原因は何なのでしょうか?
上記の例のような場合の「教わる側」と「教える側」の構造は多くのコミュニケーションに応用することができます。
この授業では、「教える側」「教わる側」構造を明らかにすることで「上手に教わるための技術」「上手に教えるための技術」を習得することを目的としています。
私は、15年以上、受験生に数学を教えています。そして、道を尋ねることと同様に、何かを教わることもあります。どちらの場合も、この授業で紹介する「教わる技術」「教える技術」を用います。多くの方に、この技術を習得してもらい、多くのことを教わり・教えることが可能になって欲しいと思います。
一限目:コミュニケーション基礎 -「教える力」とは -
ニ限目:コミュニケーション基礎 -「教わる力」とは -
三限目:コミュニケーション基礎 -「教える力&教わる力」が身についた先に見えてくること-