一人ひとりは優秀で、誠実で、悪意などない。それなのに、集団として意思決定を行うと、目も当てられない判断ミスが起きてしまう——。この現象を社会心理学者アーヴィング・ジャニスは「集団浅慮(groupthink)」と名づけました。なぜ同質性の高い組織は外部の視点を受け入れられなくなるのか。なぜ「強い団結」が、かえって致命的な判断ミスを生むのか。そして、その病をほどくために現場の一人ひとりに何ができるのか。
組織の凝集性、日本型雇用が生む同質性、トークニズムと「黄金の3割」、ステークホルダー資本主義、「悪魔の代弁者」や会議の多層化といった具体策など様々な理論と実践を往復し、自分の組織を見る目が変わる70分です。
この授業で扱うこと
集団浅慮が起きる仕組み(凝集性・思考の閉鎖性・全会一致の圧力)/日本型雇用と組織の同質性/多様性を機能させる「黄金の3割」理論/企業に問われる「ビジネスと人権」の視点/明日から会議で使える脱・集団浅慮の実践策