ビジネスの課題を発見するための並列型仮説思考

ビジネスの課題を発見するための並列型仮説思考

2014年5月20日最終更新(全1回)

コース概要

「仮説」「かせつ」「カセツ」。

ここでは仮説を「その時の最もあっている可能性が高い仮の答え」もしくは、「その対象となるモノゴトを最終的な答えに導くための仮の答え」と定義します。
近年のビジネス書を見れば、仮説の重要性は所与のものになりつつあります。

一方で、「仮説が重要」と言う通説が一般的になればなるほど、その「仮説」と言う言葉が一種の「思考停止ワード」になっているようにも感じます。

「思考停止ワード」とは、なんとなく知っているようで、実は正しくは理解されていない、でもそのキーワードを出せば、なんとなく周辺の方々含めて納得して、その後は頭を使わずに議論が収束して行くような魔法の言葉を指します。

この「仮説」と言う言葉は、知らない人はいない程のビッグワードになりましたが、果たして仮説がナニモノであり、そして仮説の立て方がどういうものなのかをどの程度理解されているでしょうか。
 
問題解決型の「仮説思考」では、「空 雨 傘」という例題がよく出てきます。空を見て「雨がふるのではないか」と状況に対する仮説を立て、雨がふるなら「傘を持っていくべきだ」と言う打ち手の仮説を立てることになります。しかし、実際のビジネスシーンにおいては、空だけを見て雨と判断できることは稀ですし、雨という状況下において、傘という単一の打ち手につながることも稀です。

トップ・マネジメントや戦略コンサルタントが用いる仮説思考は、より並列的な情報源から仮説を立案します。この例で言えば、空にあたる状況把握に複数のソースを用いて「雨がどの程度ふるのではないか、その確率は」と言う仮説を出していきます。
実際にビジネスシーンで活用されている仮説立案は情報源を複数用いて、そこから解釈を行う並列型の仮説思考になります。

今回の授業では、並列型の仮説思考と言う考え方を学んで頂こうと思います。