この授業では、品質管理について効果の出る仕組みや方策の基本を知り、すぐに自社への導入ができるように、見える化の道具立て(方法)の具体例とその運用ルールについて学びます。
70年代まで大量生産で世界市場を席巻した欧米メーカーが、「品質は検査でつくる」という思い込みを頑に持っていたのに対し、日本発のモノづくりの哲学は、「品質は工程でつくりこむ」という考えを持っています。
そのためには、品質のつくりこみ基準を明確化→品質のつくりこみ基準の具体化→工程の安定化と一連の工程内検査を実施します。
しかし、品質情報の活用・不良発生時の処置・品質意識の向上をどう図ればいいのか、品質管理スタッフの頭を悩ます課題です。
また、高品質で安全・安心の良品をつくろうとするとき、社内コミュニケーションの5つの壁が邪魔をします。
その壁を打ち破り、品質課題の取組み状況・重要情報を全社員が共有化し早めの行動を促すのが、日本発の「見える化」です。