
上司から部下への強い口調での指導など、ハラスメントにはその判断が難しい言動が存在しますが、このグレーゾーンの言動はやがてエスカレートしてしまったり、関係性に亀裂を生じさせるきっかけになってしまったりと、後々の大きなハラスメント問題として顕在化されかねません。
このコースでは、ハラスメントを「ハラッサー(パワハラ行為者)」と「被害者」という二項対立でとらえるのではなく、誰もが当事者であるという認識の上に立って、ハラスメントの芽をつむための対応を学びます。自分がハラスメントをしない、傍観者にならない、むやみに傷つかないために、私たち一人ひとりが何ができるのか。組織のメンバーがお互いの違いを尊重し、対等に意見を言い合える関係性を作るための方法として、アサーティブ・コミュニケーションの観点から学んでいきます。
※アサーティブ・コミュニケーション...価値観や立場の異なる相手を尊重しつつ、自分の要望や提案を率直・誠実・対等に伝えて問題解決をはかる対人関係のコミュニケーション
▼こんな人におすすめ
・価値観の異なるメンバーに、指摘や注意がしづらい
・ハラスメントの恐れがある言動への対応に悩んでいる
・上司からの指導や指摘に反抗的になってしまう、あるいは、必要以上に傷ついてしまう
▼授業のゴール
アサーティブな対応をハラスメント対策として実践する意欲が持てている
・パワハラにならない指摘や指導ができる
・第三者としてハラスメントへの介入ができる
・批判を前向きに受け止めることができる
▼授業アジェンダ
1)ハラスメントのグレーゾーンに活用するアサーティブな対応
2)アサーティブの実践:ハラスメントにならない指導
3)アサーティブの実践:ハラスメントへの介入
4)アサーティブの実践:批判や指摘を前向きに受け止める
▼先生
森田 汐生
NPO法人アサーティブジャパン 代表理事
(https://www.assertive.org/)
▼その他のハラスメント関連のコース ※リンク
・ハラスメントを正しく知る - 全ビジネスパーソン向け
・ハラスメントの対処法 - 管理職向け
・コーチングスキル - ハラスメント対応・壁打ち