誰もが安心して働ける組織をつくるために。
近年、LGBTQ+や多様性に対する社会の関心が高まる中で、企業にも積極的な対応が求められています。
「偏見がなければ大丈夫」「うちの会社にLGBTQ+の人はいないと思う」は誤りです。
当事者であってもカミングアウトせずに働く人は多く、その姿が「見えていないだけ」という状況は珍しくありません。
このコースでは、主に管理職やリーダー候補の方を対象に、LGBTQ+に関する基礎知識から実践的な対応までを解説していきます。
「多様性の尊重という言葉はよく耳にするけれど、組織として具体的に何をすればいいのかわからない」
「会社のリソースが少なくて、大企業のような手厚いLGBTQ+研修や制度づくりは難しい……」
そんな不安や疑問を解消するヒントや、実際の企業のトラブルや取り組みの事例も多数紹介。
リーダーに期待される心構えや日常での対応策を、ハラスメント防止や組織力の強化の視点から学んでいくことができます。
従業員一人ひとりが安心して働ける環境を整えるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
◾️授業のゴール
LGBTQ+をめぐる概況(用語の意味、ホットトピック、法制度など)を理解し、「自組織のLGBTQ+対応力強化のために何をすればいいかを考案できる」状態になる。
◾️授業構成
第1回…性的多様性についての基礎知識や、LGBTQ+当事者を取り巻く社会の現状、企業が押さえるべきポイントの概要を学ぶ。
第2回…企業のハラスメント事例をもとに、管理職や一人ひとりが持つべき心構えや対応、企業の制度としての取り組みについて学ぶ。
◾️受講をおすすめする方
・組織の多様性対応に関心があるが、自社で具体的に何から始めればいいのかわからないと感じているリーダー職やその候補の方
・社内のコンプライアンス研修を立案・実施したり、性的マイノリティの従業員に業務上の対応を行ったりする立場の方
・よりインクルーシブで、多様な人材の働きやすい組織環境を作りたいと考えている方
◾️先生
ライター/一般社団法人fair代表理事
松岡 宗嗣 先生
著書『LGBTとハラスメント』(集英社新書.2020/神谷悠一氏との共著)
※注意
授業で取り上げられる法律や企業制度は、2024年10月時点での内容となります。
最新の情報は、政府情報や各企業の公式ホームページでご確認ください。