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教養としての「社会課題」入門シリーズ

LGBT入門——性における認識をアップデートする(一般社団法人fair 松岡宗嗣)

第1回:2020年9月2日公開

60min

LGBT入門——性における認識をアップデートする(一般社団法人fair 松岡宗嗣)

おためし受講する(5分)

コース概要

これからの時代、社会課題を知ることは「教養」の一つになります。

 

「多様性」を社会に実装するために求められるのは、社会にある課題や多様な価値観を理解する力。それらを理解するためには、社会が抱える課題の背景や構造、また捉え方について知ることが必要です。

 

「教養としての社会課題入門」シリーズは毎月開講(2020年9月〜2021年7月)。“なんとなく知っているけど理解はできていない” さまざまな社会課題についての「視点」や「捉え方」をアップデートしていきます。

 

——授業ラインナップ——

 

【1】LGBT入門——性における認識をアップデートする(fair 松岡宗嗣)

【2】はじめての不倫学——「社会課題」として考える(ホワイトハンズ 坂爪真吾)

【3】ホームレス問題から「貧困」について考える(ビッグイシュー日本 佐野未来)

【4】「子どもの貧困・教育格差」に大人はどう向き合うべきか(チャンス・フォー・チルドレン 今井悠介)

【5】アメリカ大統領選を前に考える「黒人差別問題」の本質と行方/ニューヨーク現地レポート(HSWジャパン渡邊裕子)

【6】薬物、ギャンブル、アルコール……「依存症」という社会課題の捉え方(ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子)

【7】誰もが「生き直せる」社会に——2人に1人が再犯者となる刑務所出所者の更生支援(株式会社生き直し 千葉龍一)

【8】日本の中にある「難民問題」——日本で生きる難民たちの今を知る(弁護士 駒井知会)

【9】3.11被災者たちが見る「亡き人の夢」の意味——遺族たちの「夢」を思考する(関西学院大学社会学部 金菱清)

【10】“おっちゃん”たちに誇りを取り戻す——ホームレス問題に挑む社会起業家が見つけた「働く意味」(Homedoor 川口加奈)

【11】学校リスクの「見える化」活動——長時間労働、部活動、理不尽校則などの教育問題を問い直す(名古屋大学大学院 内田良)

【12】なぜ「痴漢問題」はなくならないのか——女性ではなく男性の問題として考える(大船榎本クリニック 斉藤章佳)

【13】“違い”を楽しめるような社会に——マイノリティとして生きる当事者視点から考える(漫画家・タレント 星野ルネ)

 

※各授業の概要は、以下の「授業リスト」からご覧いただけます。

担当の先生

パーソナリティ

  • 徳田 葵

    徳田 葵

    スクー放送部

  • 花海 志帆

    花海 志帆

    スクー放送部

  • 中田 有香

    中田 有香

    スクー放送部

参加したい受講生 : 2704

カテゴリー

タグ

月額980円で、4,600本以上の授業が見放題

授業リスト

LGBT入門——性における認識をアップデートする(一般社団法人fair 松岡宗嗣)

2020年9月2日公開

60min.

ここ数年で少しずつ理解が進みつつある「性の多様性」。いわゆる「SOGIハラ」などについての対策や取り組みを進める企業があるなか、実態としてはまだまだ多様性が実装された社会になっていない現状があります。

その背景には、SOGIやLGBTに対する認識や知識の欠如があり、企業担当者としても無自覚なハラスメントを防ぐのが難しいという声も聞かれます。

本授業では、LGBTをはじめとする性の多様性に対する思い込みや偏見を解消し、正しく理解するための視点を学びます。

 

■講師

松岡宗嗣

ライター/一般社団法人fair代表理事

愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。政策や法制度を中心としたLGBTに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、HuffPostや現代ビジネス、Forbes、Yahoo!ニュース等でLGBTに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。

 

 

【「教養としての社会課題入門」シリーズ】

多くの人が“なんとなく”でしか知らない社会課題。さまざまな社会課題に対する新たな「視点」や「捉え方」について学ぶことで、みんなで社会課題について考える「場」となることを目指します。

先生

松岡宗嗣

LGBTに関する「よくある勘違い」を紐解くことで、性のあり方に関する認識をアップデートするお手伝いができれば幸いです。

はじめての不倫学——「社会課題」として考える(一般社団法人ホワイトハンズ 坂爪真吾)

2020年9月9日公開

60min.

数ヶ月に一度は社会的な話題になるものの、多くの人が実はなんとなくでしか知らない「不倫」。ある調査では、男女共に40%以上が「不倫/浮気の経験がある」と答えるなど、決して少なくない既婚者が直面している課題です。

世の中では不倫は「個人のモラルの問題」とされており、多くの人が苦しみを抱えています。また、ひとり親世帯の貧困率が5割を超え、7人に1人の割合で子どもが貧困状態に陥っている背景には不倫がもたらす家庭破綻などがあり、不倫は社会課題を生み出す側面も内包しています。

本授業では、不倫を「個人の問題」とする捉え方を脱し、「社会の問題」と捉え直すことによって、不倫に対する価値観をアップデートする視点を学びます。

 

■講師

坂爪真吾

一般社団法人ホワイトハンズ代表理事

1981年10月21日新潟市生まれ。東京大学文学部卒。2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。

 

 

【「教養としての社会課題入門」シリーズ】

多くの人が“なんとなく”でしか知らない社会課題。さまざまな社会課題に対する新たな「視点」や「捉え方」について学ぶことで、みんなで社会課題について考える「場」となることを目指します。

先生

坂爪真吾

ビジネスの場面で、思わぬ落とし穴になるのが「不倫」です。不倫をめぐるトラブルで仕事や役職を失ってしまう人は後を絶ちません。成功している起業家やメディアで脚光を浴びている経営者が、私生活では不倫の問題で家庭崩壊状態にある・・・というケースも少なくありません。不倫経験者の多くは、「まさか自分が不倫する(される)とは思っていなかった」と語ります。いつでも・どこでも・誰にでも起こりうる問題であるにもかかわらず、不倫の問題は、個人の自己責任や道徳の問題として片付けられてしまうことがほとんどです。しかし、それでは問題は解決しません。今回の講義「はじめての不倫学」では、「ダメなものはダメ」という道徳論や自己責任論を超えて、不倫を社会課題として捉えた上で、あなたのビジネス、愛するパートナーと家族、そしてあなた自身の生活と生命を守るための処方箋を提示します。

ホームレス問題から「貧困」について考える(ビッグイシュー日本 佐野未来)

2020年9月16日公開

60min.

GDP世界第3位という一見豊かなように思える日本には、どのような「貧困」が存在しているのか。

ホームレス状態にある人の存在は広く知られているものの、貧困そのものについてはなかなか知られる機会がありません。ホームレス状態にある人のなかには、自ら働いて収入を得ることを望んでいる人も少なくなく、そんな彼・彼女らに対して、救済(チャリティ)ではなく仕事を提供し、自立支援をしているのがビッグイシューです。

本授業では、ホームレス問題から貧困について考えるとともに、ビジネスとしての手法を用いて社会課題の解決を担うビッグイシューの取り組みについても学んでいきます。

 

■講師

佐野未来

ビッグイシュー日本 東京事務所長

大阪生まれ。高校卒業後渡米し、ウェスタン・ミシガン大学で英文科・ジャーナリズムを専攻。卒業後帰国し、英語講師、翻訳・通訳などを経験。2002年に「質の高い雑誌を発行し、ホームレ状態にある人の独占販売とすることで、すぐにできる仕事をつくる」というビッグイシューUKの仕組みに出会い、日本一路上生活者の多かった大阪での創刊を仲間とともに検討。2003年にビッグイシュー日本を3人で創業。2008年まで雑誌『ビッグイシュー日本版』編集部で国際担当。2009年から東京事務所に移動し、社会的排除・孤立の最たる状態であるホームレス問題から、個人が孤立せずに生きられる社会を考えるため、様々なセクターの人たちとの協働を進めている。

 

 

【「教養としての社会課題入門」シリーズ】

多くの人が“なんとなく”でしか知らない社会課題。さまざまな社会課題に対する新たな「視点」や「捉え方」について学ぶことで、みんなで社会課題について考える「場」となることを目指します。

先生

佐野 未来

ホームレスや貧困の問題を知れば知るほど「もったいない」と感じます。子どもたちの未来、若者の未来、大人・高齢者の未来、社会の未来。たくさんの機会や可能性を奪ってしまう「貧困」について、一緒に考えていただく機会になれば嬉しいです。

「子どもの貧困・教育格差」に大人はどう向き合うべきか(チャンス・フォー・チルドレン 今井悠介)

2020年10月13日公開

60min.

日本では、7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。

ここ数年で子どもの貧困への社会的関心は高まりつつあるものの、表面化しづらいがゆえに見過ごされやすいという現実もあります。また世帯年収と学力は相関関係があり、とくに塾や習い事などの「放課後の教育」には顕著な格差があらわれています。

こうした格差は将来的にどのような影響をもたらすのか。またこれら現実を大人はどのように受け止め、向き合うべきか。子どもの貧困や教育格差の現状や捉え方、解決への道筋について学びます。

 

■講師

今井 悠介

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

1986年神戸市出身。小学生のときに阪神・淡路大震災を経験。大学在学中、学生ボランティアとして子どもの自然体験活動や不登校の子どもの支援に携わり、卒業後はKUMONにて子どもの学習支援に従事。その後東日本大震災を契機に、チャンス・フォー・チルドレン(CFC)を設立し代表理事に就任。東北被災3県を中心に、経済的困難を抱える子どもにスタディクーポンを提供する事業を開始し、これまで累計14都府県で展開。全国子どもの貧困教育支援団体協議会設立時幹事、子どもの貧困対策センター・公益財団法人あすのば アドバイザー、学校法人軽井沢風越学園評議員。共著に「東日本大震災被災地・子ども教育白書」。

 

【「教養としての社会課題入門」シリーズ】

多くの人が“なんとなく”でしか知らない社会課題。さまざまな社会課題に対する新たな「視点」や「捉え方」について学ぶことで、みんなで社会課題について考える「場」となることを目指します。

先生

今井 悠介

子どもの貧困・教育格差の問題を知るとともに、私たち大人に何ができるのかを一緒に考える時間にできると嬉しいです。

アメリカ大統領選を前に考える「黒人差別問題」の本質と行方(ニューヨークから現地レポート:HSWジャパン渡邊裕子)

2020年11月1日公開

60min.

 

2020年、新型コロウイルスと並んで世界的なイシューとなっている黒人差別問題。「Black Lives Matter」の運動は全米のみならず、全世界にまで広がっています。日本でも日々報道されている一方、日本ではこの問題の本質が理解されていないのではないかといった声も聞かれます。

ではその本質とは一体何なのか?また一見アメリカ特有にも思えるこの問題を日本人はどう捉えるべきなのか?そして、アメリカの企業の多くが「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」に対して積極的な動きを見せる理由とは?

本授業では、ニューヨーク在住歴24年のビジネス・コンサルタントである渡邊裕子さんが現地から出演。激動のアメリカ大統領選を前に、最大の争点の一つである「黒人差別問題」の本質と行方を学びます。

 

■講師

渡邊 裕子

HSW Japan 共同経営者;Greenmantle シニア・アドバイザー;フリーランス・ライター&コンサルタント

ニューヨーク在住。1993年渡米。1996ー2004年、ニューヨークのジャパン・ソサエティーに勤務。各種国際会議、文化講演会、人物交流プログラムの企画立案・運営に携わる。2006年、国際政治学者イアン・ブレマー率いる米ユーラシア・グループに入社。日本担当チームの初代ディレクターとして、日本での顧客開拓、メディア&ブランディング戦略、出版事業などの責任者を勤める。2017年7月に同社を退社、11月までアドバイザーを務め、2018年、1年間の自主休業(サバティカル)。2019年、中東リスク分析を専門とするコンサルティング会社 HSWジャパン (http://hswjapan.com/index-jp.html) を二人のパートナーと共にニューヨークに設立。その他、複数の企業のアドバイザーを務めるほか、執筆活動も行う。早稲田大学法学部卒業、ハーバード大学ケネディ・スクール大学院修士課程修了。Twitterは @ywny

 

先生

渡邊 裕子

私は普段はニューヨークにおりますので、今こちらで起きていることを日本の皆さんにお伝えすると共に、この機会に、日本の皆様方の問題意識について学ばせていただくのを楽しみにしています。Black Lives Matterは、歴史、文化、社会構造、経済、そして私たち一人一人がもつ無意識の偏見などが入り組んだ、とても複雑で深い問題です。そして、この潮流は一過性のものではなく、「公民権運動 2.0 」ともなりうる話だと感じています。この機会に皆さん方とこの大事な問題について意見交換ができるのを光栄に思っております。

薬物、ギャンブル、アルコール……「依存症」という社会課題の捉え方(ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子)

2020年12月8日公開

60min.

 

数ヶ月に1回の周期で著名人が薬物所持などで逮捕され、たびたび話題になる「依存症」という問題。

それらのニュースは大々的に報じられるものの、視聴者や読者にとっては“消費”の対象でしかなく、社会として解決に結びつく報道がなされていないどころか、誤解や偏見を助長するような報道のあり方を問題視する指摘も多くあります。

薬物のみならず、ギャンブル、アルコールなどの依存症の問題については、道徳観やモラルの観点から捉えようとするのでは正しい認識や解釈をすることはできません。いま社会に求められているのは、依存症という問題に対する「捉え方」のアップデートです。

本授業では、自らもギャンブル依存症だった過去を持ち、現在は依存症当事者への支援活動を行う田中紀子さんに、依存症という社会課題に対する「捉え方」のアップデートについて伺います。

 

■講師

田中 紀子

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表

国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 研究生。祖父,父,夫がギャンブル依存症者という三代目ギャンブラーの妻であり、自身もギャンブル依存症と買い物依存症から回復した経験を持つ。全国各地で家族相談会やギャンブル依存問題の普及啓発のための講演を行っている。2018年12月 ローマ教皇主催「依存症問題の国際会議」に招聘され,我が国のギャンブル依存症対策等の現状についてバチカンで報告をした。著書に「三代目ギャン妻(高文研)」「ギャンブル依存症(角川新書)」がある。

先生

田中 紀子

「自分には関係ない」と他人事に思われがちな依存症ですが、いつ当事者になるか、いつ巻き込まれてしまうかわかりません。気づいていないだけで、案外身近にあるのが依存症。この機会に是非正しい知識を学んで下さいね!芸能人薬物事件に対するマスコミの誤解や誤報道についても解説します!

誰もが「生き直せる」社会を目指す——2人に1人が再犯者となる刑務所出所者の更生支援

2021年1月17日公開

60min.

 

犯罪率が低いことを筆頭に、さまざまなデータによって日本の安全性が示されている一方、「過去最悪」を更新し続けている数字があります。それが検挙者に占める再犯者の割合「再犯者率」です。例年、再犯者率はおよそ50%前後を推移し、2人に1人が再犯をしてしまう現状があります。

その背景には、一度でも罪を犯して「受刑者」となると、出所後に生き直すことが難しく、就労や家族関係などでさまざまな困難に直面することがあります。そんな彼・彼女らに対する社会的なケアは十分な体制が整っているとは言い難いのが現状です。

本授業では、出所者はじめ、さまざまな困難に直面する人々への支援を行う千葉龍一さんが登壇。千葉さんは自らも大学時代に自身がハンドルを握るクルマで交通事故を起こし、助手席にいた友人を亡くした経験を持ちます。そうした経験は今どのように活きているのか。

なかなか知られることのない出所者支援の活動の現場から、「生き直し」について学びます。

 

■講師

千葉 龍一

株式会社生き直し 代表

大学時代に自らハンドルを握るクルマで交通事故を起こし、助手席にいた高校時代の野球部の友人を亡くし失意のどん底へ落ち『自分が生きることは許されない』と思うようになる。しかし、野球部の仲間やたくさんの友人に助けられ、自分の命の使い方は誰かのためにあるべきだと支援の道を決意。その後、公益社団法人日本駆け込み寺にて刑余者の自立支援を経験する。再犯のない安心できる住みよい社会のために、刑余者にはまず住む場所の提供と就労支援が必要だと独立して現在の活動に至る。すでに行き場がなかった刑余者200名以上の更生に尽力している。

 

先生

千葉 龍一

出所者の問題はタブーとされていてすべて自己責任と片づけられてしまうことがものすごく多いです。まずは出所者の問題を知ってもらって「偏見の目」が少しでも変わってもらえるキッカケになれればと考えております。

日本の中にある「難民問題」——日本で生きる難民たちの今を知る

2021年2月3日公開

60min.

「難民」というと、シリアをはじめどこか遠い存在の人たちだと感じるかもしれませんが、ここ日本にも毎年多くの人が難民として逃れてきています。難民とは、人種・宗教・政治的意見を原因とする迫害などからやむを得ず故郷を追われ、逃れざるを得ない人たちのこと。現在、世界には約8000万人もの難民の人たちがいるとされ、その中には幼い子どもも多く含まれています。

そんな危機に瀕しながら日本に逃れてくる難民の人たちですが、日本の受け入れ状況について、皆さんはどのくらい知っていますか?

実は、日本では、多数の人が難民申請をするも(2016年以降、1万件以上。但し、2020年はコロナ禍の影響で大幅に減少している可能性があります)、その約99%が難民認定されないという、国際水準と比較しても非常に厳しい現実があります。そのため日本に逃れてきたにもかかわらず、最低限の衣食住もままならいまま、時には医療にもつながれなかったり、ホームレス状態になってしまう人たちもいます。

難民問題は日本社会で十分に知られておらず、無関心が生む誤解や偏見も、現状の厳しい受け入れ状況を後ろ支えしているかもしれません。そんな「日本の中にある難民問題」について、日々、難民支援に携わる弁護士の駒井知会さんから学びます。

 

■講師

駒井 知会

弁護士(東京弁護士会所属)

東京大学教養学部教養学科第三(国際関係論)卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程卒(法学修士号取得)、オクスフォード大学・クイーンエリザベスハウス、難民研究プログラム、修士課程卒(強制移住学修士号取得)、London School of Economics and Political Sciences 法学修士課程卒(LLM取得)。2007年10月弁護士登録、2013年1月現在の職場である、マイルストーン総合法律事務所に入所。日本弁護士連合会 人権擁護委員会内 入管法プロジェクトチーム等所属、関東弁護士会連合会 外国人の人権救済委員会 2014年度委員長、東京弁護士会 外国人の権利に関する委員会 2016年度委員長。

 

先生

駒井 知会

「難民鎖国」といわれる日本に逃れざるを得なかった難民申請者たちの直面する現実、現在の制度の問題点、また、入管収容を巡る問題、入管法改正(改悪?)問題についてもお話させていただきます。

3.11被災者たちが見る「亡き人の夢」の意味——遺族たちの「夢」を思考する

2021年3月8日公開

60min.

関連死を含め死者・行方不明者が2万2167人となった東日本大震災から2021年3月11日で10年を迎えます。震災で大切な人を亡くした遺族は、その後、どんな想いをしながら過ごしてきたのか。

そんな被災者遺族が見る「亡き人の夢」をテーマに調査した記録があります。それが、『私の夢まで、会いに来てくれた——3.11 亡き人とのそれから』という本です。

「夢の中」の調査から見えてきたのは、一瞬のうちに「遺族」となった人たちにとって、「夢」は亡き人とのリアルな対面方法であるということ。そしてそれは、遺族の日常を支えるかけがえのないものでした。

本授業では、身近な存在を亡くした人々が見る「夢の中」に着眼した記録を通じ、被災地で生きる人々の「今」を学びます。

 

■講師

金菱 清

関西学院大学 社会学部

1975年大阪生まれ。関西学院大学大学院修了。博士(社会学)。災害社会学。『生きられた法の社会学―伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか』(2008年新曜社、日本社会学会奨励賞著書の部受賞)。編著『3.11慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』(2011年新曜社、出版梓会新聞学芸文化賞受賞)。2013年文藝春秋にて「識者が選んだ108人(今後10年間に世界的な活躍を期待できる逸材)に選ばれる。編著『呼び覚まされる霊性の震災学―3.11生と死のはざまで』(2016年新曜社)。編『私の夢まで、会いに来てくれた』(2018年朝日新聞出版)。2019年第9回社会調査協会賞。2019年より放送大学客員教授『災害社会学』

 

先生

金菱 清

人は亡くなったらどこにいくのでしょうか。みなさんは今日大切な人に挨拶をしっかりしてでてきましたか。それがひょっとすると最後になるかもしれません。そのように突然やってくる災害は被害を受けた人だけが当事者になるのではなく、考えたひと、そこに関わった人も当事者性をもつことができます。東日本大震災から10年経ちますが、災害を「わがこと」として考える機会を今回持てればと思います。

“おっちゃん”たちに誇りを取り戻す——ホームレス問題に挑む社会起業家が見つけた「働く意味」

2021年4月16日公開

60min.

新型コロナウイルスの感染拡大によって、さらに深刻さを増すホームレス問題。“おっちゃん”が圧倒的多数だったのが、最近では若年層や女性、外国人なども、生活困窮を理由にホームレス状態になるケースが増えています。

そんなホームレス問題に取り組む認定NPO法人Homedoor(ホームドア)は、「ホームレス」と「放置自転車」という、2つの社会課題を同時に解決するビジネスモデルをつくり、すべての人に「居場所」と「選択肢」をもたらす事業を展開しています。

19歳で同団体を立ち上げた川口加奈さんが目指すのは、「安心して失敗でき、誰もが何度でもやり直せる社会」。そうした社会を実現するために、私たち一人ひとりに問われること、そしてできることとは?

本授業では、Homedoorの活動を通じてホームレス問題の今を知るとともに、社会起業家の川口加奈さんが見つけた「働く意味」について学びます。

 

■講師

川口 加奈

認定NPO法人Homedoor 理事長

14歳でホームレス問題に出会い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊出しなどの活動を開始。19歳でHomedoorを設立し、シェアサイクルHUBchari事業等で生活困窮者ら累計2000名以上に就労支援や生活支援を提供する。Googleインパクトチャレンジ グランプリ、人間力大賞グランプリ・内閣総理大臣賞等を受賞。日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」に選ばれる。大阪市立大学卒業。1991年 大阪府高石市生まれ。著書に『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』(ダイヤモンド社)。

 

先生

川口 加奈

「ホームレス」という言葉を聞くと、”甘えている”だとか”自己責任”と思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか?日本では、一度ホームレス状態になってしまうと、自力では抜け出せない構造になっています。この問題を解決するために、シェアサイクル「HUBchari」を立ち上げました。ビジネス×社会問題について、お話できればと思います。

学校リスクの「見える化」活動——長時間労働、部活動、理不尽校則などの教育問題を問い直す

2021年5月30日公開

60min.

長時間労働、部活動、理不尽校則など、いま、学校という教育現場にはあらゆる問題が山積し、大きな社会課題になりつつあります。

それらはなぜ、どのようにして起きているのか。また学校教育において問題が生じた際、問題視されることが多いのは常に教師の言動ですが、本当に“教師だけ”の責任と言えるのでしょうか。

本授業では、子どもたちが通う学校という閉ざされた社会でいま起きていることの実態を知り、大人である私たちが認識すべきことについて学びます。

 

■講師

内田 良

名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授

専門は教育社会学。学校のなかで子どもや教師が出遭うさまざまなリスクについて,調査研究ならびに啓発活動をおこなっている。著書に『学校ハラスメント』(朝日新書),『ブラック部活動』(東洋館出版社),『教育という病』(光文社新書),『教師のブラック残業』(学陽書房,共編著)など。ヤフーオーサーアワード2015受賞。

 

先生

内田 良

学校教育の闇にいっしょに飛び込んでいきましょう!

スライド資料

なぜ「痴漢問題」はなくならないのか——女性ではなく男性の問題として考える

2021年6月28日公開

60min.

昨今、女性への性暴力を告発する流れが加速する中、現在に至るまでで“日常化”してしまっている性犯罪「痴漢」は、今なお解決への道筋が立っておらず、有効と言える対策はなされていません。

そもそもどんな人が、なぜ痴漢という行為に及んでしまうのか。そして、どうすれば痴漢をやめさせることができるのか。

痴漢撲滅を目指し、加害者臨床に取り組む性犯罪・依存症の専門家である斉藤章佳さんが、社会的にも誤解されている「痴漢の実態」を解明。多くの女性を苦しめ続ける問題の根幹に迫ります。

 

■講師

大船榎本クリニック精神保健福祉部長

斉藤 章佳

1979年生まれ。大卒後、アジア最大規模といわれる依存症施設である榎本クリニックにソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど様々なアディクション問題に携わる。その後、2020年4月から現職。専門は加害者臨床で現在まで2000名以上の性犯罪者の治療に関わる。また、都内更生保護施設では長年「酒害・薬害教育プログラム」の講師をつとめている。小中学校では薬物乱用防止教育をはじめ、大学でも早期の依存症教育に積極的に取り組んでおり、全国での講演も含めその活動は幅広くマスコミでも度々取り上げられている。著書に「性依存症の治療」 金剛出版.2014(共著)、「性依存症のリアル」 金剛出版.2015(共著)「男が痴漢になる理由」 イースト・プレス.2017、「万引き依存症」 イースト・プレス.2018、「小児性愛という病-それは、愛ではない~」 ブックマン社.2019、「しくじらない飲み方-酒に逃げずに生きるには」 集英社.2020、「セックス依存症」 幻冬舎.2020、「行為依存と刑事弁護」 日本加除出版.2021(共著)、監修に漫画「セックス依存症になりました。」(津島隆太作、集英社)がある。

 

“違い”を楽しめるような社会に——マイノリティとして生きる当事者視点から考える

2021年7月9日公開

60min.

「アフリカの少年が日本で育つと、どういう景色が見えるのか。みんなが当たり前に思っている日本の景色とは、また違う景色がありました」

ここ数年「多様性」という言葉が浸透しつつも、まだまだ偏見や差別がなくならない日本社会。カメルーン生まれ・日本育ちの漫画家である星野ルネさんは、自身の体験や世の中の違和感について漫画を通じて伝えています。

マイノリティとされる当事者の目に、日本の景色はどう映っているのか。今後さらに多様性が重視される時代において、「誰もが心地よく暮らしていける社会」を実現するために、私たちができることを学びます。

 

■講師

漫画家・タレント

星野 ルネ

漫画家&タレント。1984年カメルーン生まれ。4歳の時に母の結婚に伴い来日し、兵庫県姫路市で育つ。高校卒業後、兵庫県内で就職をしたが自分の生い立ちが人々の関心や共感を集めることを発見し、25歳で上京。タレント活動の傍ら、ツイッター上で発表していた自分の日常のエッセイ漫画が話題となり、2018年8月に『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)として出版された。現在、毎日小学生新聞にて「アフリカ少年!毎日が冒険」連載中。

 

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