長時間労働、部活動、理不尽校則など、いま、学校という教育現場にはあらゆる問題が山積し、大きな社会課題になりつつあります。
それらはなぜ、どのようにして起きているのか。また学校教育において問題が生じた際、問題視されることが多いのは常に教師の言動ですが、本当に“教師だけ”の責任と言えるのでしょうか。
本授業では、子どもたちが通う学校という閉ざされた社会でいま起きていることの実態を知り、大人である私たちが認識すべきことについて学びます。
■講師
内田 良
名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授
専門は教育社会学。学校のなかで子どもや教師が出遭うさまざまなリスクについて,調査研究ならびに啓発活動をおこなっている。著書に『学校ハラスメント』(朝日新書),『ブラック部活動』(東洋館出版社),『教育という病』(光文社新書),『教師のブラック残業』(学陽書房,共編著)など。ヤフーオーサーアワード2015受賞。