※この授業は、2022年4月16日(土)24:00をもちまして公開を終了いたしました。
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教養としての「社会課題」入門シリーズ

第10回

“おっちゃん”たちに誇りを取り戻す——ホームレス問題に挑む社会起業家が見つけた「働く意味」

2021年4月16日 60min

授業の概要

※この授業は、2022年4月16日(土)24:00をもちまして公開を終了いたしました。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、さらに深刻さを増すホームレス問題。“おっちゃん”が圧倒的多数だったのが、最近では若年層や女性、外国人なども、生活困窮を理由にホームレス状態になるケースが増えています。

そんなホームレス問題に取り組む認定NPO法人Homedoor(ホームドア)は、「ホームレス」と「放置自転車」という、2つの社会課題を同時に解決するビジネスモデルをつくり、すべての人に「居場所」と「選択肢」をもたらす事業を展開しています。

19歳で同団体を立ち上げた川口加奈さんが目指すのは、「安心して失敗でき、誰もが何度でもやり直せる社会」。そうした社会を実現するために、私たち一人ひとりに問われること、そしてできることとは?

本授業では、Homedoorの活動を通じてホームレス問題の今を知るとともに、社会起業家の川口加奈さんが見つけた「働く意味」について学びます。

 

■講師

川口 加奈

認定NPO法人Homedoor 理事長

14歳でホームレス問題に出会い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊出しなどの活動を開始。19歳でHomedoorを設立し、シェアサイクルHUBchari事業等で生活困窮者ら累計2000名以上に就労支援や生活支援を提供する。Googleインパクトチャレンジ グランプリ、人間力大賞グランプリ・内閣総理大臣賞等を受賞。日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」に選ばれる。大阪市立大学卒業。1991年 大阪府高石市生まれ。著書に『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』(ダイヤモンド社)。

 

チャプター

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授業紹介コメント

  • 川口 加奈
    先生

    川口 加奈

    「ホームレス」という言葉を聞くと、”甘えている”だとか”自己責任”と思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか?日本では、一度ホームレス状態になってしまうと、自力では抜け出せない構造になっています。この問題を解決するために、シェアサイクル「HUBchari」を立ち上げました。ビジネス×社会問題について、お話できればと思います。