10/9(Wed)

今日の生放送

UIとセットでよく聞くUX。

UIは人間とコンピューターの接点、UXは、そのサービスやアプリケーションを利用するときのユーザー(利用者)の体験であると言えます。

「UI/UXは並列で書くべきでない」、「UXはUIを含むものである」など様々な議論があります。色々な定義があるのですが、今回のエントリでは、主にこれからサービスを改善したい方に向けて、UXにどのように取り組めばよいのかについてお伝え出来ればと思います。

Yahoo! JAPANにて、UXデザインチームを発足し、活動している瀧先生の授業 『UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと 』からUXの定義、効果、そして具体的にどのように勉強すればよいのかをご紹介します。



■目次

1. UX=ユーザー体験
2. UXデザインとは
3. UXを意識することでどうなるか?
4. UXデザインの理解を深める学習法

 

1. UX=ユーザー体験


UX とは
(引用:UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと

“ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。”

IT用語辞典より引用 UX

「UX=ユーザー体験」だと言えそうです。ここでは、UI(User Interface)も​UXの中に含まれている一つの要素として捉えています。定義・考え方は色々あるのですが、サービスをデザインするときには、「どのように利用者が使ってくれて、どのような体験を与えられるのか?」ということについて考えておくと良さそうです。

 

2. UXデザインとは


UX デザインとは
(引用:UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと

「UX=ユーザー体験」ですから、UXデザインは、「ユーザーにとってどうすれば、最高の価値ある体験を届けられるのか」をデザインする仕事ですね。それを考えるのがUXデザイナーの仕事になります。

 

3. UXを意識することでどうなるか?


現代のユーザーは便利なだけでは満足しません。不便なことを解決するだけでは、ありきたりなものになりがちで、ユーザーにとって価値のある体験を提供しにくいという現状があります。

しかし、Webサービス、アプリの数も増え、それぞれの機能が成熟してきた今こそ、UXを意識し、最高の価値ある体験を追い求めることで、もっと楽しい体験、新しい価値を産むことができるかもしれません。


UX とは デザイン
(引用:UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと

 

4. UXデザインの理解を深める学習法


デザインは実践あるのみ!と言っても、がむしゃらに経験を重ねても仕方ありません。より良い経験を積むために、以下の2つの力を鍛えてみてください。

 

UXデザインに必要なことは “洞察力”と”推進力”

UX とは デザイン
(引用:UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと
 

洞察力を鍛える


UX とは ユーザーインタビュー
(引用:UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと

ひとつ目は「洞察力」です。洞察力とは、ユーザーの本質的な課題をみつける力。

ユーザーの体験をデザインするのであれば、対象となるユーザーがどのようなことを課題に感じていて、何を考え、どのように使っているのか? そして、対象の性別や年齡、使用しているデバイスなどまで深い理解が必要です。女性向けだからといって、かわいいデザインのアプリを作っても、利用者の性格や利用シーンとマッチするとは限りません。

 

瀧先生は洞察力を高めるための3つの方法を授業で紹介しています。

(1) サービス利用前後のユーザーストーリーも考慮(ユーザーヒアリング)
  +サービスに関係する人のニーズを満たすサービスを考える "サービスデザイン"

(2) 自分の体験を作文に書く、アイデアを自分で体験して考える"コトづくりの方法"

(3) ユーザー視点で問題解決を行う"デザイン思考法"

 

推進力を鍛える


UX とは デザイン プロジェクト
(引用:UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと
 

2つ目は推進力。推進力とは、UXデザインを実行して、プロジェクトを進める力。

瀧先生は、初めて一緒に仕事をするメンバーがいるときには、積極的にコミュニケーションをとり、PDCAサイクルをまわしやすい環境を整えることを意識されるそうです。また、全体のロードマップで目的、現状だと失敗する道筋、テスト結果などをメンバーにみせ、UXデザインの提案に取り掛かるそうです。
 



洞察力と推進力を意識し、トライ&エラーの経験を積みながら、「最高のユーザー体験」を目指していきましょう。


授業では瀧先生が取り組んだ詳しい事例などが様々紹介されています。詳しくは、「UXデザイン実践のために押さえておきたい大事なこと」をご覧ください。

UX デザイン とは 

 

UXに関するオススメ授業


洞察力伸ばしたい方へ

ターゲット心理をつかむ、正しいユーザー調査・分析

インフォメーションアーキテクト 羽山 祥樹先生の授業。

羽山先生の担当したWebサイトは、雑誌のWebユーザビリティランキングで国内トップクラスの評価を受けたこともあるのだそう。ユーザー調査をしても、その結果をどのように整理すればいいのか、正しい分析について学べる授業です。

美しいモバイルUXの理解と実践〜10の法則:ユーザーテスト・改善編

UXリサーチャー/CGプログラマーの安藤 幸央先生の授業。

安藤先生が監訳を務めた著書「モバイルフロンティア よりよいモバイルUXを生み出すためのデザインガイド」をもとに、スマートフォンに特化したUXに関する授業。細かなテストの観点や改善のための優先順位について解説されています。

 

推進力を伸ばしたい方へ

8ヶ月で会員1万人と、総額8億円を集めたUX改善

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長 兼 CEO 吉田 浩一郎先生の授業。

吉田先生が率いるクラウドワークスの中で実際に行われたUX改善施策の全貌が明らかになる授業です。人の気持ちを喚起させるためのウェブサービスの仮説・検証・改善の手順について解説されています。

 


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スクー教務課 瀧野

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