3/19(Tue)

今日の生放送

「スクー人気先生の声」とは?
今回のゲストは、毎週火曜日22時からレギュラーでWEBディレクションの授業を開講している田口真行先生。いままで数千人以上が受講をしてきた大人気の田口先生に直撃インタビュー! これほどまでに多くの人を魅了する授業の秘訣、印象に残っているエピソードなど、気になることを全部聞いてみました。

「スクーに出ることは、ずっと夢でした。まさに武道館に立つ!みたいな」
スクー人気先生の声 vol.1 田口真行先生

Webディレクション 田口 先生 人気授業


ー先生は普段どのようなお仕事をされているんですか?
株式会社デスクトップワークスというWeb制作会社の代表取締役をしています。


ースクーでの放送を始めたきっかけを教えてください。
実はサービスができた当初からずっと、スクーに出てみたかったんです。
スクーが世に出た頃から、本当によくできたサービスだなって思ってました。


私は講師として、全国各地で企業向けのWebディレクション研修やセミナーをさせていただいておりますが、運営側に熱があると、登壇する側もテンションが上がります。だから教育に注力した配信を行うスクーには興味津々で、授業がしてみたかったんです。
憧れのレベルで言ったら、それこそミュージシャンが「武道館に立ちたい!」って夢に見るのと近い感覚かもしれない(笑)。スクーは私にとって、憧れのライブステージでしたね。
 

ー武道館・スクーに出てみて周りからの反応はいかがでしたか?
最初は、「きっと、身内くらいしか見てくれないんだろうな...」って思っていたんですけど、実際、放送スタートしてみたら身内以外の方からの反応がスゴイですね。全国色々な所で「スクー見てますよ!」って、知らない方が声をかけてくれます。
先日、福岡にセミナーで行った時も「スクーを見て、熊本から新幹線で会いに来ました!」とか(笑)。皆さんからの反応をダイレクトいただけることは、めちゃめちゃ励みになりますし、とにかく嬉しいですね。

 

Webディレクション 田口 先生 人気授業

ーリアルなセミナー講義と、スクーのオンライン授業との違いはありますか?

スクーはリアルのライブセミナーと違って、相手を直に見ながら話せません。 同じ空間にいて、同じ空気を吸ってないから、セミナー的な振る舞いや演出が通用しない。 場を盛り上げる上で、直接のコール&レスポンスは大切なポイントですが、スクーはそれがリアルのセミナーみたいにできないんです。

ブラウザを介したコメントや質問機能など、テキストベースの反応は受け取れても、相手の気持ちを掴む要素、それこそ表情や仕草といった感情の側面は物理的に汲み取りにくい。だからリアルなセミナーとは全く別物ですね。

これには最初、相当戸惑いました。「自分のスタイルが当てはまらない・・・どうしよう・・・」と。初回の放送が終わった日は、スタッフ達と朝まで反省会をやりました。リアルのセミナーの感触に近づけるために、カメラ前にお客の代わりとなる人を配置してみようとか、あとマネキンいっぱい並べようとか(笑)。色々とアイデアを出しまくりました。結果、機材を充実させたり、カメラとの距離を変えたり、スライドの組み方や喋りの間の取り方を変化させたり。思い付く限りの改善を試みました。

そんなこんなで確か放送開始から4回目くらいで、ちょっとづつ変化が出てきました。生放送配信ならではの独特の空気感、「あ、これはイケるかも?」みたいな手応えを感じたんです。 講義中に受講者さんのコメントをワイプで表示してイジりまくるとか、若狭さんとの掛け合いでテーマを展開させてくとか。回を重ねるごとに生放送配信ならではの在り方というか、追求のポイントが見えてきた感じです。
 

ー満足度を高めるために、授業で心がけていることを教えてください。
受講者のみなさんに「参加してよかった!また来週も参加したい!」って思ってもらえるかどうか。それにつきます。

満足を測る指標って色々あると思うけど、皆さんの貴重な時間を毎週毎週いただいているのだから、ただ「聞いてよかった!」っていう単調な学びではなく、毎回、楽しく参加できてワクワクしながら学べるような授業を提供していきたいなって考えてます。

生放送といえど、SMAPとかメジャータレントさんが出るテレビ番組とは次元が違う訳じゃないですか(笑)。 どこの誰かもわからないような、いちWebディレクターがやってる番組を、わざわざ時間を割いて見てくださっている、しかも、ただ見ているだけじゃなくてコメントまでつけて参加してくれる。それって、本当に凄いなと思うんです。

最近は、毎回欠かさず見てくれる常連さんも沢山いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


ー田口先生が考える「楽しくワクワクする学び」とは?
せっかくのインタビューだからぶっちゃけちゃいますが、そもそも私は勉強らしい勉強が苦手なんです。っていうか、勉強することが嫌いなんです(笑)。 だから「さあ!勉強するぞ!」的な真っ当な切り口じゃないラインから、いかにして自分のスキルを磨くか、武器を増やすかということを常に考えてます。

日常生活の中で起こる体験から無意識レベルでインプットすること、そして目の前の現場に即座にアウトプットすること、その一連の作用が全て、私が重視する学びなんです。だから、リアルのセミナーも、スクーでの授業も、皆さんのインプットとアウトプットを加速させる場でありたいと考えてます。

さらに言えば、自分のノウハウや手法を相手に押し付けるような一方的な教育って好きじゃないんですよ。スクーでの立場は、一応「先生」なわけですけど、最初から最後まで、相手の成長に必要な一部始終をお膳立てしてあげる役目ではなく、あくまでヒントを提供しているだけ。「きっかけ」を与えることしか私にはできない。

私のやり方は、所詮、私に最適化されたやり方であって、あなたの型にキレイに収まるものではないかもしれない。っていうより、あなたにはあなたなりの良さがきっとあるし、それを基軸として伸ばしていった方が絶対いい。だから、一方的に押し付ける「答え」の提示ではなく、答えに至るまでのプロセスを「ヒント」として吸収してもらって、日々の現場に活かしてくれたら嬉しいです。


Webディレクション 田口 先生 人気授業 若狭みなと

ーところで、番組を盛り立てるワクワクの材料に、名アシスタントの若狭さんがいますね?
番組ナビゲーターに若狭さんを起用した一番の理由は、Webのシロウトであること。実は彼女、ディレクションっていうか、そもそもWeb業界の事を知らないんですよ。

例えばここに若狭さんではなく、ディレクションがわかるプロを据えたとしましょう。私とその人はプロ同士、円滑に会話ができますし、番組もきっとキレイに進むでしょう。でもね、結局それはプロによるプロのための授業にしかならないんです。

もうちょい突っ込んだ話をすると、私は放送中、難解な専門用語を極力使わないようにしているんですけど、掛け合いする相手によってはキャッチボールの中で、プロテイストの用語や表現に変換されちゃって、せっかく下げたハードルを上げられちゃうこともある。私があえて低空飛行してるのに、急に高度上げらちゃうみたいな(笑)。

そうなると、プロ向けの小難しい教材としては成立するかもしれないけど、初心者向けの寄り添った授業にはならない。立派に体裁が仕上がっても、初心者に役立たない授業では意味ないですからね。そういう意味でも、若狭さんのポジションは重要なんです。

ー若狭さんは受講者の代表として隣に座っているわけですね。

そうです。超初心者の代表です。若狭さんの見解が添えられる事で、広い意味で伝わりやすく、寄り添った形に落とし込む事ができると考えています。

Webディレクション 田口 先生 人気授業 若狭みなと
 

ーところで、田口先生の授業は変わった放送スタイルという噂がありますが?

どんな噂かはわかりませんけど(笑)、当日のリハーサルでは基本的に音声チェックと機材チェックしかしません。内容について、一切、若狭さんやスタッフと打ち合わせをしないっていう。放送開始当初は、頭からお尻まで、何度も入念にリハをしていたんですが、内容面のすり合わせを目的としたリハは、ある時期からやめちゃいました(笑)。

っていうかね、リハーサルってやりすぎちゃうと自分達のテンションや気合いみたいなものが半減してしまうんですよ。予定調和が面白みや内容を浅くしちゃうというか。だから、最近はリハどころか、本番前に私と若狭さんはあまり話をしないようにしてます。配信する現場には2人しかいないのに(笑)。

 

Webディレクション 田口 先生 人気授業


ーえ?!現場に2人しかいない!?本当ですか?
はい。配信をしているスタジオ内には、私と若狭さんしかいません。もちろん、別室に配信中の様子をモニターチェックしているスタッフは控えていますが、全ての機材コントロールは私の手元で行ってます。

配信機材のスタート、オープニング映像のポン出し、アーカイブ用機材の録画、カメラのスイッチング、スライドの切り替え、さらに音声レベル操作など、全て私が担ってます。 比較的、忙しい役どころです(笑)。

スタッフにスイッチング等の操作を任せることもできるのですが、タイミングを図ったアプローチについてこれなかったり、アドリブ展開に制限がかかってしまったりといった不都合も多いんです。

出したい画を瞬時に出したり、場の盛り上がりに合わせて進行をかえたり、エコーかけたいタイミングでバシッとかけたりとか、私が授業を進める上で大事にしている「アドリブ展開しつつ、ここぞのタイミングでバシッとキメる」に100%対応するには、自分でやっちゃうのが一番早くて確実です。


Webディレクション 田口 先生 人気授業


ーこれだけの放送を毎週するのは、大変じゃないですか?
もちろん、最初は「毎週は無理じゃね?」って、社内でも疑問視してたんですが、スタッフの1人が「でも、タモリさんは毎日やってましたよね」とか言い出してきて(笑)。巨匠タモリさんと比較するなんて、恐れ多いことではあるのですが、私は基本、人に煽られてスタートして、煽られる中で成熟していくタイプですから(笑)、スタッフのその絶妙な煽りにあえてノリまして、さすがにタモさんみたいに毎日は無理だけど、なんとか毎週なら出来るかなって、覚悟を決めました。

でもね、実際大変だけど、結果的にみれば、毎週やって良かったと思います。 途中、1回だけ空き枠の都合で配信できなかった週があったのですが、休むと受講者さんからメッセージが来たりするんですよ。「毎週火曜日の授業を楽しみにしていたけど、今週は無くて寂しいです」とか(笑)。まさに継続は力なりで、毎週やる意義を強く感じています。
 

ー毎週、どのように授業内容を選定しているのですか?
主にみなさんの反応、頂戴するコメントやメッセージから判断して決めています。先ほどの予定調和同様、決まりきった一方的な姿勢だと生放送っぽさが半減しちゃう。あえて毎回、皆さんが欲しているであろうテーマを、反応から汲み取りつつ考えてます。 感覚的には、バーテンダーとか板前さんみたいな感じですかね(笑)。相手に合わせてセレクトするって意味では。

これは研修やセミナー、スクーでの配信にも一貫していることですが、私の授業は受講者さん無しではありえません。毎週毎週、みなさんと一緒に作り上げてる実感があって楽しいですよ。


Webディレクション 田口 先生 人気授業 若狭みなと
 

ーなるほど!受講者と一緒に作り上げてると感じるときは、特にどんなときですか?
常に感じてます。例えば配信中「あ、さっきの話題はもうちょっと掘り下げたいな・・・プッシュしときたいな・・・」とか思った時、受講者さんがツッコミを入れてくれたり、質問してくれるおかげで、またその話題に戻れる!みたいな事も起こったりします。タイミング良く絶妙なコメントをもらえると「いいボールもらえた!助かった!」って感謝の気持ちでいっぱいになりますね。

ー受講者からのいいボールが授業をさらに加速させる要素ということでしょうか?
まさにそうです!目の前の受講者さんは、姿こそ見えないけど、確かに存在していて、みなさんの反応が授業を盛り立ててくれます。

今後も遠慮なく、どんどんコメントや質問をしていただいて、リアルのセミナーとは違った、スクーの生放送ならではの授業を、受講者のみなさんと一緒につくっていきたいですね!

------------------------------------------------------------------------------------------------------------
スクーを通じていままでも多くの方に自身の知見を学びとして提供し続ける田口先生。
インタビューにご協力いただき、本当に有難うございました!

■これからの田口先生の授業シリーズ開講予定はこちら!

「受けたい」ボタンで田口先生を応援しましょう!

11/25 生放送!》勝つプレゼンを実践!企画書の組み立て方① 【Season.2 第5回 田口真行のWebディレクション講座】
https://schoo.jp/class/1452

12/9 生放送!》勝つプレゼンを実践!企画書の組み立て方② 【Season.2 第6回 田口真行のWebディレクション講座】
https://schoo.jp/class/1453

田口先生が所属する日本ディレクション協会チャンネルでも田口先生の授業が開講!
12/3 生放送!》デザインの手戻りを減らすディレクション術

https://schoo.jp/class/1599

今後もぞくぞく開講予定!告知をお楽しみに!

Season.1(過去のアーカイブ)はこちら

【第1回】「Webディレクションの良し悪しを左右する、2つのポイント」
https://schoo.jp/class/1033/room

【第2回】「企画&プレゼンを成功に導く、ヒアリングの基礎とコツ」
https://schoo.jp/class/1045/room

【第3回】「ここだけは押さえよう!クライアントへのヒアリング3つのポイント」
https://schoo.jp/class/1102/room

【第4回】「刺さる企画を生み出す!アイデア発想法とプロセス」
https://schoo.jp/class/1113/room

【第5回】「アイデアを大量に出しまくる!大喜利を用いた発想法」
https://schoo.jp/class/1114/room

【第6回】「アイデアブレストを活性化させる!ファシリテーション手法」
https://schoo.jp/class/1115/room

【第7回】「相手を魅了する、プレゼンテーションの極意」
https://schoo.jp/class/1116/room

【第8回】「プレゼンを上達させる、4つのポイント」
https://schoo.jp/class/1117/room

【第9回】「クライアントの満足を引き出す、コミュニケーション術」
https://schoo.jp/class/1118/room/

【第10回】現役Webディレクターが、直接答えまくる ~ Season.1 最終回記念特番「質疑応答スペシャル」
https://schoo.jp/class/1119/room/

今日の生放送

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

デザイン学部の記事一覧