6/8(Thu)
2014/10/20
【WEBデザイナー学部メルマガ】
今回のテーマは「WebデザインにまつわるよくあるQ&Aとオススメツール」
前回の授業、『デザイン脳は作れる!感覚ではなく、理論を伝えるデザインの話』でよせられた質問にイシジマ先生が回答していくメルマガ企画です。
最後にはアシスタントの山岸くんとイシジマ先生がWebデザイナーを目指す人に、オススメのツールを紹介してくれます。
このツールをダウンロードして、今週のイシジマ先生の授業に備えましょう!
イシジマ先生とは?
WebデザインにまつわるよくあるQ&A
Q. はじめてWebデザインを学ぶのですが、おすすめの参考書、サイトございますか? (O.H)
A. 授業で話したデザインの考え方であれば拙著で恐縮ですが、「スマートフォンデザインでラクするために」をお勧めさせてください。
教えてくる人がいない中で、自分なりの「デザインとは」というのを導く書籍になっています。
あとは下記の本などは、生徒さんやわたしのコワーキングスペース「こけむさズ」に来る人に勧めています。
「デザイン解体新書」
「HTML5マークアップ 現場で使える最短攻略ガイド」
Q. 先生は普段デザインのインスピレーションをどうやって得ていますか? (A.N)
A. 以前は毎日チェックしていましたが、ギャラリーサイトなどはもうあまり見ていません。新規にデザインをおこすときにイメージに近いものを探す程度です。
わたしは毎日インターネットでいろんなページをうろちょろするのですが、そんなときにふと見つけることが多いです。関係ない語句で検索しているときのGoogleの画像検索などで見つけますね。
あとはライブや映画館のフライヤーを持って返って、趣味で作品を作るときに真似したりもしています。主に自分の引き出しでは到底作れないような作風を見つけたときに集めていますね。
また、招待制のデザイナーポートフォリオSNSであるdribbbleなどもよく参考にしています。
Q. 修正や打ち合せの時にどう見てもこのデザインじゃないけど、「絶対これでやって」と押し通されそうになった場合、先生はどう返しますか? (N.T)
A. 受託で制作している以上、身銭を切っているクライアントの意向が強くなるのは仕方ないことですので、不本意ではありますが言いなりに作ることもあります。ですが、それだけでは自分が納得できないケースではもう1案用意し「こっちの方が良くありませんか?」と見てすぐ分かるものも合わせて提出します。
これは業界の先輩が言っていたことなのですが、とくに新規のクライアントであれば最初はどういうものであれ、言うことを親身になって聞いてあげることが大切だそうです。
結果を出さねばならないのは担当者さんも同じです。そのプレッシャーを共有してあげることで、信頼関係を築き、今後さらに良いものを作る環境を整えるのだそうな。非常に勉強になったので、わたしも意識していることです。
Q. クライアントさんの身内にデザイナー(webではない方)がいてちょいちょい修正依頼がきているのですがこのようなケースの上手な乗り切り方?あったりしませんでしょうか?w (S.M)
A. 悲しいことですが、身内のデザイナーさんほど、デザイナーとして信用されていないケースで往々にして起こることですね。実力にかかわらず年齢や容姿でも判断されてしまうのですが「なにくそ!」と自分を奮いたたせる材料にしてもらえればと思います。
このケースであれば、上記の質問と同じようにある程度は聞いてあげることが必要です。案件の前提条件を決められるのであれば、その手間賃分を価格にのせる、修正回数を決めるなどして受けている予算から誤差がでないようにしておくことがリスク回避になりますね。
もし、授業で話したように修正依頼に関する意図などで議論し、耳を貸してもらえないのであれば、早々にそのデザイナーにおまかせるするなどして身を引いてしまうのも手かもしれません。
Q. クライアントの窓口はその上司の言いなりで要望が日々変わります。この場合先生はどう対応していますか? (F.A)
A. なぜ要望が日々変化してしまうのか、その原因を探ることが必要です。原稿が変更になってしまうと、デザイン自体も変更せざるを得ません。そしてそれはデザイナーの過失ではなく、クライアントさんに起因するものですので、しっかりと別料金での対応をつけるのがベターかと思います。
「原稿自体が変更になるのであれば、すでに作業している部分とは別にさらなる作業が必要になってしまうので…。」という感じですね。
こういったコトは非常に良くあります。
作業してからですと揉める原因にもなってしまうので、なるべく作業着手前にこういったリスクを減らせるように事前に了解をとっておくのも必要です。
Q. 山岸さんは小栗旬に似ていませんか?(A.J)
A. 山岸くんはもっとイケメンですよ!
アシスタント山岸くん・イシジマ先生のオススメツール
アシスタント 山岸です。
前回の授業『デザイン脳は作れる!感覚ではなく、理論を伝えるデザインの話』での、デザインはセンスではなく『考える順番』身にしみましたね。
初めてデザインをしようと思った時のことなんですけど、「自分は他の人と違う物をつくれるんだ!」と周りに思ってもらいたくて、とにかく何か変わったことは出来ないかな〜と全然検討違いなことを考えながら作業をしてたことを思い出しました。
しかし、やはりデザインは優先順位を付けて、見る人が違和感なく情報を得られることを重要視して作らなければいけません!
そこで慣れない優先順位付けでいつも以上に作業に時間を掛けてしまった皆さんにご朗報!
ここで僕が普段使っている作業を爆速にするツールを紹介しちゃいます。
ツールを使うことで努力せずに仕事を早く終わらせて、余った時間を勉強に費やして周りから飛び抜けちゃおうぜ!
クリップボード強化ツール
このツールはコピペ作業の時にコピーしたテキスト・画像を好きなだけ保存でき、好きなときに選択してペーストできる優れもの。
更にショートカットキーを自分で好きなものに編集できるから使い勝手が凄くいいんです♪
いろんなツールを試してみて時間を有効活用しましょうね!
イシジマです。
おお、いいですね。山岸くんのハイテンショントーク!次は授業でもこの調子で喋ってもらうようにプレッシャーかけたいと思います。
ちなみにわたしのお勧めはなんといってもAlfredというランチャーです。
こちらはMacのみですが、Windowsにも高機能なランチャーがあると思うのでぜひ探してみてください。何が良いって、ファイルへのアクセスやアプリの起動など頻繁に行う作業の多くをキーボードだけで作業できるってところです。
一日のほとんどを画面の前で過すわたしたちは、PC内での少しの作業でも短縮できると大きな結果に繋ります。マウスへ手を伸ばすことなくさまざまなファイルへアクセスできる快感!
もちろん計算機や辞書を引くことだって可能です。有料のPowerPackを購入すると、よく行う作業を自動化させることができ、ローカルサーバーを短かいコマンドだけで起動させる、FTPサーバーへのアクセス、さらにはカラーコードのRGB→HEXへの変換までさくさくっと行えるようになります。
日本語でも多くの記事がありますので、Alfredを使いこなしてキーボードジャンキーなデザイナーになりましょう!
ではまた来週〜。
これから開講されるイシジマ先生の授業はこちら
書体や色のイメージで表現!「Webデザインアイデア」の膨らませ術