10/10(Thu)
Photoshopには、「色調補正(レタッチ)」という機能があります。色調補正とは、写真全体の色合いや明暗のバランスを整え、撮った写真を綺麗に加工する機能のことです。色調補正機能にはいくつかの種類があり、それぞれ大きな違いがあります。今日は5つの色調補正機能をの違いと使い方をご紹介します。
■目次
1. Photoshopにおける色調補正の方法
2. 明るさとは
3. コントラストとは
4. 彩度とは
5. 明度とは
6. 露出量とは
今回はこちらの笑顔が素敵な女性の写真を元にご紹介していきます。
写真ファイルをPhotoshopに取り込んだら、上部のタブからイメージを選択し、色調補正を選択します。
文字通り、明るさを調整出来る機能です。天気が曇った日に撮った暗めの写真を、晴れた日に撮った写真のように加工する事が出来ます。
明るさ 高 : ハイライト部分が拡がる
明るさ 低 : シャドウ部分が拡がる
<明るさ 高>
<明るさ 低>
コントラストでは画像の明るい部分と、暗い部分の「明るさの差」を調整出来ます。
コントラスト 高 : ぱきっとメリハリが効いた写真になる
コントラスト 低 : ふわっと落ち着きがある写真になる
<コントラスト 高>
<コントラスト 低>
彩度では「色の鮮やかさ」を調整出来ます。
彩度 高 : ビビットな色になる(例:緑ははっきりとした緑になる)
彩度 低 : カラーのない白黒に近くなる
<彩度 高>
<彩度 低>
明るさとの違いがわかりづらい明度ですが、明るさが「光」の明るさであるのに対し、明度は「色」の明るさです。明度を上げ続けると写真は真っ白になり、下げ続けると真っ黒になります。
明度 高 : 写真に薄くて"白い"布を被せていくイメージ
明度 低 : 写真に薄くて”黒い”布を被せていくイメージ
<明度 高>
<明度 低>
写真をフィルムから印画紙に焼き付けるときに照射する光の量のことです。Photoshopの露光量では照射量をシミュレーションし、写真全体の明るさを調整出来ます。
露光量 高 : 色みを残し、全体的に明るくする
露光量 低 : 色みを残し、全体的に暗くする
<露出量 高>
<露出量 低>
5つのPhotoshopの色調補正について理解出来ましたか?
ぜひPhotoshopの機能をうまく使いこなして、撮った写真を生まれ変わらせてみてくださいね。
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いかがでしたでしょうか?
撮影したシンプルな画像も、Photoshopを用いて明るさ、彩度、コントラストなどを色調補正することで全く異なる印象の画像へと変えることができます。
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