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ファーストペンギンとは?そのメリットやデメリットについて解説する

公開日:2021/08/26
更新日:2021/09/09
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ファーストペンギンとは?そのメリットやデメリットについて解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

ファーストペンギンという用語をご存知でしょうか。2015年より放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」で使われ注目された用語です。本記事では、この用語がビジネスにおいてどのような意味を持つのか、どのようなメリットがあるかについて解説していきます。

 

ファーストペンギンとは

ビジネスにおけるファーストペンギンとは、新しい分野であってもリスクを恐れず、先陣を切って挑戦する「ベンチャー精神の持ち主」のことです。スタートアップ企業の起業家などに対し、敬意を込めて使われることの多い言葉で、ビジネスシーンにおいてはチャレンジ精神が高い人などにも利用することがあります。

ファーストペンギンの語源

ファーストペンギンという言葉が使われるようになったのには、ペンギンの習性が関係しています。ペンギンは常に集団で行動する生き物で、魚がいそうな氷穴を見つけても、多くのペンギンが中の様子をうかがうだけで何もしません。しかし、魚を得るために天敵がいるかもしれない海へ、一番最初に飛び込む一羽がいます。天敵の存在というリスクを知ったうえで、勇敢に行動する最初のペンギンのことで、このペンギンをファーストペンギンと言います。このように、リスクを恐れず先陣を切るベンチャー精神の持ち主に対し、敬意を込めてファーストペンギンと呼ぶようになったのです。

パイオニアとの違い

ファーストペンギンに類似する言葉に、パイオニアという言葉があります。パイオニアは、先駆けて物事を始める開拓者を意味しており、最初に物事を始めた人を指します。それに対して、ファーストペンギンとは、新分野へのチャレンジとなり最初ではない点に相違があります。

 

ファーストペンギンになるメリット

ビジネスにおいて、ファーストペンギンになるメリットとはどのような内容なのでしょうか。次に、ファーストペンギンになるメリットについて解説していきます。ファーストペンギンになることで、どのような変化がおきるのか、どのような優位性があるかについて理解していきましょう。

新規参入による注目度向上

業界に新規参入をした時の注目度は、ファーストペンギンの特権ともいうべきメリットです。業界に新しい風を吹かす、類似していない新規サービスや商品の展開をする場合には、業界の注目度はビジネス成功の秘訣でもあります。注目度を浴びる、話題にのぼることで商品やサービスへの注目度が集まり宣伝効果を増すことになります。この注目による宣伝効果ほど効果の高い宣伝はないため、売り上げの向上などのメリットが期待できるでしょう。一般的に、市場に新サービスを展開した際には、商品やサービスへの注目を集めつための広告を高額に支払い実施しますが、ファーストペンギンの場合には、低コストでの広告でも十分な注目を得ることも可能です。このように、ファーストペンギンとして新規参入を行った際の注目度のメリットは大きなものとなります。

市場で継続的な優位性を持つことができる

ファーストペンギンとして、市場でいち早く商品やサービスをローンチし、ポジショニングを得ることができれば、継続的な優位性を確保することができます。特に市場での知名度を獲得し、その市場や分野において指名される位置づけを得ることが重要です。ただ最初に参入するのではなく、その市場おいてどのようなポジショニングを得るのか、勝ち筋を描くのかもおさえておきましょう。

先行者利益の獲得

先行者利益とは、新しい市場に最初に参入した人や自分自身で新しい市場を切り拓いた人が得る利益のことです。一般に先行者利益とされるものには、「価格競争を回避できる」「顧客をいち早く獲得して参入障壁を築ける」「市場の代名詞的な存在になれる」などがあり、ファーストペンギンならではのメリットが生まれます。

収益構造の早期獲得

ファーストペンギンとして市場に参入した場合には、当然ながら同様のサービスや商品を展開している企業はありません。つまり、価格競争を行うライバルが存在しません。このことから、収益構造を早期に獲得し確立することも可能です。同様のサービスが展開した場合にも、価格の基準はファーストペンギンが決定権を持つことになります。ただし、同様のサービスが複数展開した場合には、時には価格競争となる場合もある点には注意が必要です。

 

ファーストペンギンのデメリット

次に、ファーストペンギンのデメリットについて解説していきます。ファーストペンギンのメリットと比較して、どのようなデメリットがあるかについて確認し、ファーストペンギンになるべきかどうかの判断を行っていく必要があります。

過去の参考事例がないリスク

ファーストペンギンにとって、参考となる過去の事例がないことが最大のデメリットです。通常は、参考となる事例を検討し、リスク対策を行いますが、そうした対策をあらかじめこうじることができません。そのため、あくまでも想定しているリスクへのみ対策を講じることとなり、場合によっては大きなダメージを受ける可能性もあります。

経営者手腕への負担

ファーストペンギンにおいては、参考となる商品やサービスがないことから、戦略や先述としてどのような勝ち筋を描くかは経営者自身の手腕に掛かってきます。特に事例やケースが存在しない分野では、経営者自らが常に判断していく必要があるため、その負担が大きくなるでしょう。

市場に受け入れられないリスク

そもそも論として、市場に受け入れられないリスクもあります。ファーストペンギンとしてして優位性を感じていても市場として注目を浴びない、実は類似商品があったなどが起きてしまうことで、ファーストペンギンによる市場優位性は低くなってしまうでしょう。こうなってしまうと、ファーストペンギンとしではなく、通常の市場参入となるため、得られる優位性が低くなってしまいます。

 

ファーストペンギンになるためには

次に、ファーストペンギンになるための方法について解説していきます。どのような方法でファーストペンギンとなるのか、ファーストペンギンになれるかについて理解し、自社の今後の展開においてファーストペンギンの可能性あるかについて検討していきましょう。

ベンチマークする

ベンチマークとは、指標や基準のことを指します。ファーストペンギンになるには、市場のベンチマークを徹底的に実施する必要があります。市場の基準や傾向について調査し、自社のサービスや商品がファーストペンギンになりえるかを冷静に判断する必要があります。ベンチマークをおろそかにしてしまうと、ファーストペンギンになれないばかりではなく、市場において優位性を得られない可能性もあります。

最新の技術やスキルについて常に触れておく

ファーストペンギンとして活躍をしていくのであれば、最新の技術やスキルに触れたり、習得しておくといいでしょう。近年の成長市場や新興市場においては、いずれも最新のIT技術や手法を用いてポジショニングを得ているケースがあります。数年前であれば、AI技術をいち早く事業に用いた企業のサービスが成長しています。今後、5Gの普及などが進めば、これまでいじょうにARやVRなどが日常的なサービスに普及されることも予想されるため、最新技術に触れて、事業に試用してみることが重要です。

 

ビジネスにおけるファーストペンギンの代表例

次にビジネスにおけるファーストペンギンの代表例をご紹介します。ここでご紹介しているのは誰もが知っている人物や企業です。ファーストペンギンの成功事例としては、有名な事例となり、ファーストペンギンであったこと納得ができる事例のみをご紹介しております。

スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズは、アメリカの実業家で、Appleの共同設立者です。1977年に世界で初めて個人向けコンピュータの大量生産・大量販売に乗り出しただけではなく、「Mac」「iPhone」「iPod」「iPad」といった新しい製品を次々と発表し、Appleを世界を代表する企業にまで育て上げました。

三木谷浩史

三木谷浩史は、楽天グループ株式会社の創業者であり、現在は代表取締役会長兼社長を務めている人物です。日本で一番最初に創設された店舗主体のサイトが楽天市場です。サイトを設立した際にはインターネットでものを買うという文化が浸透していなかった時代に「インターネットは世界の新しいインフラになる」ことを早期に予測し店舗主体のECサイト運営にファーストペンギンとして飛び込み成功しています。

マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグは、世界最大規模のネットワーキングソーシャルサービス「Facebook」の共同創業者兼会長兼CEOとして活躍しています。売上高がほぼなかった「インスタグラム」を10億ドルという巨大な金額で買収したことは有名です。自分の先見性や感性を大事にして時代の先を行くビジネスを展開しています。

ソフトバンク

ソフトバンクは、携帯電話などの無線通信サービスを提供する日本の企業です。ADSL事業の推進において2001年から4年間、成功するかわからない中で試行錯誤を繰り返し、赤字から黒字への転換に成功しています。株式公開会社は、5期連続で赤字決算を報告すると上場廃止となるという規定があります。ソフトバンクは規定を承知の上で事業を推し進め、結果、成功に導いています。

 

まとめ

本記事は、ファーストペンギンをテーマに語源やメリット・デメリットから、成功事例について解説しています。ファーストペンギンは、強いベンチャー精神を持っています。競争優位となるべきファーストペンギンになるには、徹底的なベンチマークが必要です。ベンチマークを行い参入しても必ずしも成功するとは限りません。経営者により大きな決断が必要となるファーストペンギンを本記事でご確認頂き、今後の市場参入の参考にしてください。ファーストペンギンには、リスクもありますが大きなメリットもあることを理解してチャレンジしていきましょ。

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