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一体感の醸成が企業にもたらすメリットや具体的な作り方を解説

公開日:2021/07/20
更新日:2021/08/13
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一体感の醸成が企業にもたらすメリットや具体的な作り方を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

自分の会社やチームには一体感がないと感じることがあるかもしれません。しかし、まとまりのない状態でも、正しく時間をかければ一体感のある組織にすることは可能です。本記事では、一体感が職場にもたらすメリットや具体的な作り方を、企業の成功事例とともに解説します。

 

一体感の意味

一体感とは、その場にいる人やグループが同じ気持ちや考えを抱き、ひとつにまとまることを意味します。ここでは、職場における一体感や、「一体感の醸成」の意味について解説します。

一体感とは同じ目標に向かって力を合わせること

職場における一体感とは、従業員が同じ目標に向かって力を合わせることを意味します。2019年の流行語大賞にもなった「ワンチーム」は、一体感があり、チームワークが強い状態を表す言葉で、企業やビジネスでも応用されています。ラグビーワールドカップの時の日本代表のように、一体感のあるチームは大きな力を発揮することを可能にします。 しかし、ダイバーシティの推進により、さまざまなバックグラウンドの人材が企業に集まると、一体感を保つのが難しくなる場合があります。そのため、多くに企業において、一体感のあるチーム作りは、取り組むべき課題のひとつになっています。

一体感の醸成とはまとまりのない状態を時間をかけてひとつにすること

「一体感の醸成」という言葉もよく耳にしますが、これは、まとまりのない状態を時間をかけてひとつにすることを意味します。従業員にまとまりがない職場でも、一体感の醸成でひとつにまとめることが可能です。 「醸成」とは、お酒や醤油を作る工程で使われる言葉で、原料を発酵させることです。時間をかけて自然な形で発酵させることで、最良のお酒や醤油ができるように、一体感のある状態も、時間かけて作り出す必要があると言えるでしょう。

 

一体感のない職場の特徴

「職場に一体感がない」ケースには、何かしらの原因があるはずです。ここでは、一体感のない職場の特徴を3つ挙げて解説します。

組織に共通の目的がない

一体感のない職場には、共通の目的がありません。何のために努力するのかわからないと、従業員一人ひとりの業務への取り組み方はバラバラになってしまいます。企業として目標を掲げていたり、上司が部下に目標を伝えたりしているかもしれませんが、それだけでは不十分です。 従業員は、目標を達成することで何が成し遂げられるのか理解し、共感する必要があります。目標達成が人事評価に影響するのか、昇給に直結するのか、地域社会にどう貢献するのかなど、これらの理解が浸透していない職場では、積極的に業務に取り組まない従業員も出てきてしまいます。

モチベーションが低い

一体感のない職場の特徴として、モチベーションの低さも挙げることができます。共通目的がないために積極性を失った従業員は、最低限の仕事だけを行うことで満足する傾向にあります。自主性のない指示待ち人間になってしまうこともあるでしょう。 モチベーションの低さは職場内に伝染します。やる気に満ち溢れた新入社員が、やる気のない先輩社員の言動に影響を受けて、成長できなくなるケースは少なくありません。職場内でモチベーションの低い従業員が増加すると、一体感はなくなるでしょう。

コミュニケーションが不足している

一体感のない職場の特徴には、コミュニケーション不足も挙げられます。報告や連絡をなかなかしない従業員がいると、大切な情報の共有が遅れ、生産性が落ちてしまうことが考えられます。また、聞かないと答えない習慣が身についてしまっていることも考えられます。 また、作業の進め方がわからない場合に、上司や同僚へ相談しにくい雰囲気になっているかもしれません。コミュニケーションが不足して一体感のない職場では、アイディアがあっても発言しなかったり問題を人任せにしたりして、建設的な話し合いが困難になりがちです。

 

一体感の醸成が企業にもたらすメリット

一体感が欠けたまとまりのない職場でも、一体感の醸成に取り組むことで、多くのメリットを得ることができます。ここでは、一体感の醸成が企業にもたらすメリットについて解説します。

コミュニケーションが活発になり職場環境が良くなる

一体感の醸成に取り組むことで、コミュニケーションが活発になり職場環境の改善が期待できます。活発なコミュニケーションは新たなアイディアを生んだり、問題解決のための手掛かりを見出したりするのに必要不可欠です。 上司や部下など立場に関係なく、お互いに意見を言いやすい環境を作り出すことで、ミスを事前に防いだり、問題の発覚後に迅速な対応ができたりすることもあるでしょう。職場環境が良くなり、従業員のストレスが軽減されることで生まれる居心地の良さが、離職率の低下にも繋がります。

従業員に主体性が生まれる

一体感のある職場は、従業員一人ひとりが主体的に行動できる環境を生み出します。主体性のある従業員は、上司に指示をされる前から、自分で行うべきことを探し出すことができます。また、指示を受けた際も、関係するさまざまな点を考慮して、期待以上のことも積極的に行うでしょう。 社会情勢や市場の変化が激しい昨今、現場で臨機応変に対応する必要も増加しています。従業員に主体性が生まれると、上司の指示を待つ時間のロスを防ぎ、迅速な対応を可能にします。

モチベーションが上がり生産性が向上する

一体感の醸成により、従業員一人ひとりのモチベーションが上がることも企業にとってはメリットとなります。ダラダラと作業を行うのではなく、各自が目標を決めて、効率的に作業を進められる方法を考えるようになるでしょう。そうすることで、無駄な残業時間の減少や、生産性向上に繋がることも考えられます。 また、個々のモチベーションが上がることで、アイディアの共有やアドバイスなども活発に行われるようになることでしょう。

職場が活性化され利益が向上する

一体感の醸成により職場が活性化されると、その部署や企業に所属していることにプライドを持てるようになるでしょう。そして、責任感や向上心を持って業務に携わるようになることで、結果としてサービス品質や売上の向上も期待できます。 利益の向上は、新たな投資や従業員への還元などを可能とし、企業のさらなる成長に繋げていくことができます。

 

一体感の醸成で職場を活性化!一体感の作り方

一体感の醸成により職場を活性化させることが可能です。ここでは、一体感の作り方として3つのポイントを解説します。

企業理念やビジョンを浸透させる

一体感を作るためには、企業理念やビジョンを浸透させる必要があります。企業理念は、企業の方向性を全従業員に示すものであり、何度も強調するべきものです。従業員が入社時に一度目にしただけのものとならないように、朝礼やポスターなどを通して、浸透させることができるでしょう。 また、理念の沿った行動をした従業員を表彰するなど、人事評価にも組み入れることで、理念やビジョンの浸透を図ることができます。「きれいごと」「どうせ金儲けしか考えていない」などと思われないように、経営陣が本気で取り組む必要があります。

情報共有で従業員の意欲を引き出す

社内での情報共有も、従業員の一体感を生み出すことに繋がります。。部署や業種の枠を越えて、企業に関するさまざまな情報を共有できるようにすると、従業員は自分もその一部であると考えるようになります。与えられた仕事だけをこなすのではなく、周囲のことも考えて行動するようにもなるでしょう。 具体的な方法として挙げられるのがチャットツールの導入です。従業員にとって大切な情報がタイムリーに伝わるようにすると良いでしょう。雑談レベルの情報もまた横の繋がりを強化し、一体感のある職場づくりに寄与するケースもあります。

感謝の気持ちを送り合える環境を作る

感謝の気持ちを送り合える環境を作ることも、一体感の醸成に効果的です。従業員同士の関わりにおいて、感謝の気持ちは重要なものになります。 例えば、上司は部下の頑張りについて褒めるだけでなく、感謝を伝えることができるでしょう。一方で部下は、上司や先輩従業員のサポートに感謝することができます。お互いの働きに感謝し合える環境づくりを進めることで、組織としての一体感を向上させることに繋がるのです。

 

成功企業例から学べる一体感作りのコツ

一体感の醸成に取り組み、成功事例を公開している企業も少なくありません。株式会社ヤッホーブルーイングの成功事例に基づき、一体感を作るコツについて解説します。

丁寧なチーム作りで一体感を醸成した「株式会社ヤッホーブルーイング」

株式会社ヤッホーブルーイングは、「よなよなエール」「水曜日のネコ」などユニークなネーミングのクラフトビールを製造する企業です。創業してから8年間は赤字が続きましたが、ECサイトを立て直して業績向上に成功しました。一方で、忙しくなった現場では不満が溜まり、一体感があるとは言えない状態でした。 そこで社長自らチームビルディング研修に参加し、良いチームを作ることの大切さを再認識し、会社の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を明確に打ち出すことにしました。また、「雑談朝礼」「全社員研修」「ファンイベント」を開催するなど、多岐にわたる内容の取り組みを通じて、従業員への働きかけを強めました。 丁寧なチーム作りによって生み出された一体感により、役職関係なく従業員同士が議論を交わせる場も見受けられるようになり、GPTWの「働きがいのある会社」ランキングの中規模部門では18位にランキングしています。

一体感は「一朝一夕」では作れない

チームビルディングで一体感の醸成に成功したヤッホーブルーイングですが、社長自ら一体感は「一朝一夕」では作れないと述べています。一度の飲み会や運動会で、一体感が生まれることは期待できず、一体感の醸成には時間がかかることを覚悟しなければなりません。しかし、一体感のあるチームが力を合わせることで、大きな成果が上げられることを考えると、取り組むべき課題であるといえるでしょう。

継続的な取り組みで「働きかける」

継続的な取り組みで、「従業員に働きかける」ことも、一体感作りのコツであると言えます。価値観の合わない従業員が去ってしまったり、取り組みの内容に理解が得られなかったりする場合もあるかもしれません。それでも、サーベイを行い、従業員にイベントの企画・開催を任せるなど、継続的に働きかけるようにしましょう。企業を取り巻く環境が変化する中でも、さまざまな工夫を凝らして継続的な取り組みで働きかけるなら、企業の一体感を持続させることにも繋がるでしょう。

 

まとめ

一体感の醸成が企業にもたらすメリットや、一体感の作り方についてまとめました。まとまりのない職場でも、時間をかけて丁寧なチーム作りをすることで、一体感のある活気ある職場へと改革することが可能です。職場環境の改善や生産性向上を目指す企業にとって、一体感の醸成は最初に取り組むことのできる課題であると言えるでしょう。

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